人間はこれまでの生活の経験をずっと繰り返して、たまに気づいて書き加えたり削ったりして生きていきます。
それを他人に書き換えられることに対して、少なからずストレスを感じます。
会社に行くのに朝7時に起きて、食事をして服を着替えて歯磨きをしてヘアセットしてメイクをして、8時10分に家を出る生活をしている人が、朝6時に起きて朝ごはんを作って隣に寝ている人を起こして洗濯物を干して着替えてヘアセットをしてメイクをしてゴミ捨てに行って彼氏にあわせて7時50分に家を出て会社にいつもより20分早く着く、なんて生活に書き換えられたとしたら。
最初の数週間は、それでも彼氏のために頑張ろうと思えるかもしれません。
しかしそのうち、「彼氏にあわせて1時間も余計に早く起きるくらいならもっと寝ていたい」と、ほぼ確実に思うようになります。
生活は、社会人の場合、職場が変わらなければほぼ変わることはないでしょう。
シフト制であれば多少毎日のタイムスケジュールは変わるでしょうが、定時がある生活であればほぼ日々のタイムスケジュールは変わりません。
お互いが定時の仕事であり、それにずれがある場合、それは変えることができません。
お互いの日々のタイムスケジュールが合うかどうか、まずは見極めることが重要です。
もしお互いのタイムスケジュールがあわない場合は、互いに無理に合わせて同棲生活の賞味期限を早めるか、同棲している部屋に一人でいることの寂しさに耐性をつけるか、もしくは同棲をやめてお互い生活にストレスはなく時折会える時間を大切にしあうか。
どの道を選ぶのがお互いにとって最善か、決断するべきでしょう。
#2:金銭管理能力が試される
よく「同棲すればお金がたまりやすい」と言いますので、そこから考えてみましょう。
二人で住むのであれば、単純に家賃は減るでしょうし食費は増えるでしょう。
Aさんが7万円、Bさんが8.5万円の家に住んでいて、二人で住む家の家賃が10万円であれば、5.5万円浮くことになります。
食費は一人あたり一食にかける金額を単純化して500円とすれば、一人あたり月に4.65万円かかるところを、二人になるのだから9.3万円になるわけです。
水道代や電気代なども含めて考えると、単純に「同棲すればお金がたまりやすい」ということはできません。
また、二人でいるから「じゃあご飯を食べに行こう」ということも増えるかもしれませんし、生活雑貨なども単純計算すれば普段の倍の速はやさでなくなるのですから油断できません。
「同棲すればお金がたまりやすい」を肯定してみたとして、ではその減っているのは「デート代」ではないか、と考えてみることもできます。
いつも一緒にいるから、デートする必要がなくなったということです。
いいことと捉えるか、悪いことと捉えるかは自由ですが、デートをしなくてもいいということは、二人の関係にお金をかけなくてもいいというある種の「安心感」でもあるので、それについても今一度慎重に考えておくべきでしょう。
#3:一人暮らしや実家ぐらしの気楽さはなくなる
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