子どもを産むリスクという考え方
子どもを産むことを怖いと思っていませんか。
もしもあなたが漠然と子どもを産むことに対して不安を抱えているのなら、何が怖いのか、何が自分を苦しめているのかをはっきりさせておきましょう。
妊娠してから考えても、どうにもならないこともあります。
今回は、妊娠や出産という大事なイベントの前に考えておいてほしいことをお伝えします。
職場の産休・育休制度を調べること
まずは、今働いている職場の環境について、よく理解しておく必要があります。
子どもを産むことは決して悪いことではありません。
子どもを産むことで、会社の中で悪い立場に置かれることは許されることではありませんが、あなたが嫌な思いをしたり復帰したときに居心地が悪くなったりしないように、周りの人には感じよく妊娠・出産を申告し、休暇を取ってくることが第一のポイントとなります。
これは世間で言われる「自分で子ども産んで周りに迷惑をかけるのだから最低限の礼儀はわきまえるべき」ということではありません。
あくまであなたが嫌な思いをしたり、その延長線上でわが子に我慢を強いたりしないための策です。
わたしは子どもを産むことを迷惑だと思いませんし、当然の権利だと思っています。
もっと言えば、それを迷惑だなんて言ってしまえる人間がどうかしていると思います。
ですから、ここから先はあなたが将来のあなたのことを助けるためにどうしたらいいのかという視点で読み進めてくださいね。
まずは、そもそも会社に産休や育休という制度があるのかどうかということです。
あるとしたら、どういう制度があるかということも知っておくべきですよね。
また、産休に入る前の妊娠期間中であっても、つわりや急な体調不良が多くなってくるはずです。
そんなときに使える制度があるのかも、あわせて確認しておきましょう。
半休がもらえるのか、有給はどれくらい残っているか、早退はできるか、時間差出勤は可能か、フレックス制はあるか、など。
そして、それらの制度をうまく職場の人は使えているかも確認しておきましょう。
使えない制度がいくらあっても無駄です。
使うたびに上司に嫌味を言われる制度も無駄です。
制度が「形だけ」の制度になっていないか確認しておきましょう。
もし、そういった制度がない場合、自分で職場の上司やさらに上の人間と交渉していかなくてはならないかもしれません。
将来ぼんやりと出産のことを考えていて、今からまだ転職ができるという環境で妊娠・出産を後押しする制度がないことに気が付ければ逃げ出せばいいだけなのでまだましですが、そうもいかない場合はじっくり交渉していく必要があります。
厄介な交渉になることもあるので、上司と仲良くしておくとか、上の人間と交流を持っておくなどの裏の手を使うのもアリだと思います。
自分の人生ですから、ずるいとか卑怯とかそんな話はありません。
割り切って職場での環境保全に努めましょう。
制度が使えそうなら、制度の利用開始に当たってどのような手続きが必要かもきちんと確認しておきましょう。
手続きが煩雑で投げ出してしまいたくなることもあるかもしれませんが、そうならないために妊娠・出産を迎える前に段取りよく準備できるようにしておきましょう。
もし身の回りに産休・育休を実際に使った人がいたら、その人に話を聞かせてもらうのもいいですね。
実際に産休にはいるまでには、いろんな面倒ごとや葛藤があったと思います。
よく聞いて、よく学んで、自分の経験に生かしていきましょう。
職場の仲間にいつ伝えるかを考える
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