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妊娠・出産の前に考えておいてほしい職場で自分を守る方法

妊娠・出産の前に考えておいてほしい職場で自分を守る方法

結婚
大塚ちえ
大塚ちえ
2019.08.26

職場の制度について詳しく調べたら、次は職場の仲間にどんなタイミングで伝えるかということです。

もちろん、自分が妊娠するまでに状況は大きく変わっている可能性もあります。

しかし、いざ子どもができてから悩んでいては、遅いです。

子どもはあっという間に大きくなりますから、悩んでいる時間はありません。

子どもの成長に急かされるように上司や同僚に伝えるのもいやですよね。

仕事の繁忙期がはっきりしている職場であれば、繁忙期を避けて伝えたほうがいいでしょう。

繁忙期で同僚の心の余裕がないときに伝えるのと、まったりしていて心に余裕があるときに伝えるのではリアクションがまったく違います。

繁忙期には、あなたがどんなに真摯に伝えても変に八つ当たりされてしまってあなたがつらくなることが見えているので、できるだけ避けた方が無難ですよね。

そこで悩むのが安定期に入ってから打ち明けるかどうか、ということです。

もちろんベストなのは安定期に入った後の繁忙期以外の時期ですが、タイミングがそんなにうまくいかない場合もあります。

そういうときは安定期を待つのもいいですが、それを待っていると繁忙期に入ったり、思っていたタイミングで休めなくなってしまったりするリスクがあります。

それならば直属の上司にだけ先に伝えておくほうがいいでしょう。

もちろん安定期に入るまでは同僚には内緒にしておいてもらうよう伝えたうえで、です。

上司にだけでも先に伝えておけば、その時期に代理になってくれる人を雇う計画や仕事の配分をどうするかなど、事前に対策を立てることができます。

それを直前に伝えたことで、思っていたタイミングで休みが取れなかった人を見たことがあります。

本人は「早めに伝えなかった自分のミスだから」と、ぎりぎりまで仕事をしていましたがその姿も辛そうでしたし、何より母体に負担がかかることは赤ちゃんにも影響が出るので妊娠中だけは無理しないでくださいね。

また、上司にあらかじめ伝えておくことのメリットがもう一つあります。

出産間近まで苦しむ人もいるようですが、つわりで苦しんだり仕事が手につかなくなったりするのは基本的に安定期の前ですよね。

事情がわかっていれば上司も対処しやすくなります。

もちろん理解のある上司であればの話ですが。

それがまた妊娠・出産にまつわる難しいところで、上司の理解がなければ、産休や育休を取ることや妊娠中のあらゆることを大目に見てもらうことはかなり困難を極めます。

上司は選べないので自分が逃げるか上司とうまくやるしかありませんが、どうにも理解のない人も世の中にはいるものです。

そういうときには人事に頼るか、妊娠を機に思い切って会社を辞めてしまってまた1からやり直そうと前向きに考えるのもいいと思います。

どうしても今の仕事をやめたくない、という人もいると思います。

妊娠に対する理解がない上司が今の快適な職場でのうのうと仕事をしていて、自分ばかり不利益を被るという状況に腹が立つこともあるかもしれません。

しかし、その場でできることは自分が逃げるか、上司以外のみんなを味方につけて上司と徹底的に戦うかのどちらかです。

どちらのほうが今後快適に生活できるかを考えてみましょう。

気になるのは自分の仕事を、自分がいない間に誰がやってくれるのかということですが、やり方は何通りもあります。

期間限定の派遣社員の人にお願いしたり、ほかの人が分担して代わりを務めたり、上司がカバーしてくれたり、色んなやり方があります。

しかし、いずれにせよあなたからやってくれる人への引継ぎが必要になるので、そこは丁寧に対応してください。

そのほうが職場復帰の際も気持ちよく復帰できるはずです。

自分のためにできることを考えよう

妊娠したら周囲に謝って、お願いして、ようやく許しをもらって仕事を休み、また謝ってお願いしてようやく許しをもらって復帰するなんてばかばかしいですよね。

どうしてそんな目に遭わなくてはならないのかと憤りを感じる人もいるかもしれません。

でも、周りの人の感情はあなたとは全く別のところにあります。

あなたが感じ良く振る舞うことをせず、自分の思い通りにすべてのことを進めようとしてばかりいると周囲の反感を買ってしまいます。

あなた自身が快適に過ごせるのは、あなたが周囲の人に気遣いを見せてからです。

将来の自分のために、周りの人を幸せにすることを考えてみましょう。

それがあなたに返ってくるはずですよ。

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