不妊をアピールしてしまう
公共交通機関を利用する妊婦さん、障害物が多い場所を歩く妊婦さん、階段を下りる妊婦さん、大きな荷物を抱える妊婦さん・・・世間はとても気を払い、そんな妊婦さんに優しくしてくれます。
そんな、優しい手を差し伸べられる妊婦さんが気に入らないのでしょうか？
不妊様も、不妊をアピールして「不妊に対しても気を使え！」とか、「不妊に優しくしろ！」とまくしたてることがあるのですが、これはもう完全に不妊様でしかありません。
不妊だから精神的に辛い
妊娠するために頑張っている
治療がどれだけ大変か
などを、必死に周囲に知らしめようとするその姿勢は、「自分への配慮」だけを求めているように見えて、周囲はとても不愉快に思うでしょう。
実際アピールとまではいかないものの、不妊をほのめかしてその他の周囲よりも気を配ることを強要したり、何故か不妊という状況にあぐらをかくような姿勢も見られます。
配慮はそういうものじゃないのです。
妊婦さんは、自分から「手を差し伸べてくれ！」とか「配慮しろ！」とか、口にして言っている訳じゃありませんよね？
手を差し伸べた人は「善意」であって、それは決して要求とか強要とかをするものではなく、自然にそうなるものなのです。
だから周囲に配慮を求める不妊様は、そもそも手を差し伸べるという行動の前提が間違っていて、そういうところがおかしい、どういう訳か上から目線、だから不妊様となるのです。
それに、不妊の人が「手を差し伸べてくれ！」とか「配慮しろ！」とか言ったところで、周囲はそれを言われたところで何をしていいのか分かりません。
優しい言葉？
子どもの話をしないようにする？
不妊様のわがままに付き合う？
きっと、不妊様の「思うこと」をやってほしいのでしょうけど、そんなもの分かる訳がありません。
不妊は確かに気の毒に思いますが、それを笠に着てやりたい放題するのは、不妊という状態の方にこのように申し上げるのは気が引けますが、甘えるのもいい加減にしましょう。
上記のように必死にアピールとまではいかなくても、それと同じような内容の言葉をチラチラと言ったり、相手に自分が不妊ということを理解させようとしていませんか？
思い当たる節があるのなら、まず間違いなく言われた人は引いていることが予想されますので、「気を使わせてごめんね」などの一言があってもいいでしょう。
そのままでいると、「構ってちゃん」とか「めんどくさい」とか思われて、自然に周りが離れてしまったり急に疎遠になったりするので、自分で蒔いた種は自分で拾っておきましょう。
優しいママであるために
不妊様の特徴、客観的に見ると本当に醜く思えたことだと思います。
まあそこに至った心境を考慮すると、十分に同情する余地はあるものの、行いがあまりにひどすぎて同情が霞んでしまいます。
はたして、そんな女性をママとしたい赤ちゃんなんているのでしょうか？
きっと赤ちゃんは、優しくて包容力があって、慈愛に満ちあふれている女性をママにしたいと思うのです。
年頃の男性が思う理想の女性像のような要求ですが、男性もほとんど子どもみたいなものですから近いところがあるのでしょう。
そして不妊様というのは、一切それにかすりもしていません。
いえ、それどころか真逆、相反する存在で理想のりの字もありません。
と言うことで、不妊様に共通して言えるのは、優しいママを目指してみることです。
形だけでもそうであれば、いずれ自然なもの、自分のものになりますし、今回のことだけでなく「形から」というのは、何事においてもとても大切なのです。
今はまだお空にいる赤ちゃんは、そんな優しいあなた見てママにしたく、飛び込んでくるかもしれませんよ？
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