火事の夢の意味
夢の意味は単なる思い込みであり、それは自分で意味を与えることによって自分の暗示をかけられます。
しかし、実際には「夢」そのものが自分の心理をより顕著に表し、夢の内容で自分の深層心理を知れるというケースも多々あります。
つまり、自分の深層心理が夢に影響しているということですね。
そしてそれは「火事の夢」場合にも応用でき、「火事の夢」を見るということは「火事」を想起させる心理が自分の中に何かしら存在しているということでもあります。
自分で意識しているか無意識かに関わらず、日常生活の中で視聴覚で感じたことが「火事」を連想させることにより「火事の夢」を見ることも珍しくないのです。
そこでここからは「火事の夢」が現実世界に与える意味についてまとめていきます。
最近火事に夢を見たという人はぜひチェックしてみてくださいね。
火事の夢の意味1:仕事上のトラブル
火事の夢が与える意味の一つ目は「仕事上のトラブル」です。
火事の夢から想像される仕事のトラブルといえば、上司や同僚との言い争いや転職といった出来事でしょう。
仕事内容から火事を連想させることはあまりなく、仕事上のトラブルとしてもっとも多いといわれているのは人間関係です。
特に無能な上司やサボってばかりの同僚などに対してはイライラして腹を立ててしまうことも多いでしょうし、時には非常に強い怒りを抱いてしまうこともあるでしょう。
火事というのは視点を変えれば炎であり、それは人間でいう怒りの感情とも考えられます。
そのため、仕事上のトラブルがそのまま火事の夢として反映されていることも珍しくなく、逆に火事の夢が仕事上のトラブルを招くこともありえるわけです。
さきほどもいったように、夢の意味は思い込みによっても大きく左右されることになるので、火事の夢を見ることにより上司への怒りや同僚への不満といった感情が感化されるケースもあります。
仕事はおそらく多くの人の生活の基盤でもあるため、できるだけトラブルは避けたいところではありますが、火事の夢をきっかけに仕事への不満が感化されたならば、それはある意味転職を意味しているのではないかとも考えられます。
人は夢によって自分の本当の気持ちに気づくこともありますので、火事の夢を見た場合はこれからの仕事のことを深く考えてみるのもいいかもしれませんね。
火事の夢の意味2:体の不調
火事の夢が与える意味の二つ目は「体の不調」です。
これは自分自身の健康状態を如実に表しているケースであり、自分では気づいていない体の不調を無意識的に察知することにより、危険を伝えている状態だともいえます。
さらにその不調は風邪などの軽度な病気などではなく、もっと大きな体の不調である「糖尿病」や「ガン」などといった病気を表していることもあります。
人間の体は脳よりもはるかに賢いものであり、頭ではなんとなく調子が悪いなと感じていることも体ではしっかりと認識しているため、それが夢という形で表れることも珍しくないのです。
火事の夢には吉夢が多いともいわれていますが、中にはこういった危険を体が察知して脳に自分に伝えようとしていることもあり、それがきっかけで大事に至らず健康になったという人も少なからずいます。
しかし、だからといって火事の夢がすべて病気を暗示しているとはいえませんし、全然健康で体の不調なんて何も感じていない人がそういった夢を見ることもあります。
ですので、やはり夢の内容というのは自分で自分自身に問いかけることではじめて理解できるものであり、それは決して他人の意味とは混合するべきものではないといえるでしょう。
万が一のためにも、どこかしらに体の不調があったり違和感を感じている人は定期的に検診に行ってみるのもいいかもしれませんね。
火事の夢の意味3:人間関係のトラブル
火事の夢は「人間関係のトラブル」という意味を与えることもあります。
人間関係のトラブルというと、誰しも職場でのトラブルを思い浮かべそうな気がしますが、ここでいう人間関係とは主に友人関係です。
たしかに上司や同僚とのトラブルも人間関係のトラブルだということもできますが、どちらかといえばそれはさきほどの「仕事のトラブル」に含まれるものであり、人間関係全体のトラブルとすれば一般的には友人関係のことを表します。
特に友人関係のトラブルの中でも多いのが、「自分だけが損をしている」だとか「自分しか相手を必要としていないんじゃないか?」といった、承認欲求が満たされないことによる他人への憎しみです。
現代では承認欲求が非常に強くなっている人が若い人を中心にかなり多くなっています。
「自分は友達から必要とされていないのではないか」「誰も自分のことを大事に思ってくれていないのではないか」などと考えることにより、自分の中に「自分だけが損をしている」といった損得勘定が働き、自分の周りにいる人たちをつい否定しまいがちになります。
そうなってくると次第に憎しみは怒りに変わっていき、それが火事の夢を見る原因にもなったりするのです。
そもそも人間関係は損得勘定で計るものではありませんし、他人も自分の承認欲求を満たすために存在しているわけではありません。
他人に怒りを抱いたり、人間関係のトラブルを招いたりするのはすべて自分のエゴであり自己中心的な思考回路がもたらすものなのです。
火事の夢を見ることは、今自分の周りにいる人間関係を一度見直して、冷静に俯瞰してみよう。ということの表れなのかもしれません。
日々の生活でどこかにギクシャクした人間関係があるのならば、ゆっくりと話し合いの時間を持ってみるのがいいかもしれませんね。
火事の夢の意味4:生まれ変わり
火事の夢が与える意味の四つ目は「生まれ変わり」です。
これは「火事」からもっとも簡単に想起できるものであり、つまり火事によって自分自身を焼き尽くし、灰になってから新しい自分として生まれ変わるということです。
火事は基本的に怒りを表していることが多いですが、それは何も外的なものに対してだけでなく自分自身への怒りも影響しています。
今の情けない自分や甘ったれている自分、いつまでもウジウジしている自分や口だけで行動しない自分。
そういった自分自身の姿に対して無意識のうちに心の奥底で怒りを抱き、心のどこかで「今の自分とは違う自分に生まれ変わりたい」という意志が芽生えることにより火事の夢を見てしまうこともあるようです。
その際には、火事の燃え方によっても意味が変わってくることがあり、自分の家や自分自身に火が降りかかっている場合はまさに自分自身の生まれ変わりを想起させているといえますが、他人の家だったり友人に火が振りかかっているとするなら、それは自分の周りに対して怒りを抱き、外在的な理由で生まれ変わりたいと思っているということになります。
夢というのは時間や場所や人によって意味がさまざまに変化していくものなので、火事の夢でもできるだけ詳細な状況を把握してから考察することも大事だといえるでしょう。
火事の夢を見る4つの心理
ここまでは「火事の夢が与える意味」についてまとめてきました。
実際、火事の夢といってもさまざまな形があり、その意味は一概には決め付けられないのが事実です。
より具体的にいえば、火事になっている場所、時間、関係している人や燃え方などによっても意味は変わりますし、その組み合わせは何通りも存在しすべてをまとめることは難しいことでもあります。
しかし、火事の夢を見る心理としてはある程度基本的な心理というものが存在し、そういった気持ちを抱いているからこそ火事の夢を見やすくなっている状況というのも確かに存在します。
そこでここからは「火事の夢を見る心理」についてまとめていきます。
「どうして火事の夢なんか見たんだろう?」という人はぜひ自分と照らし合わせながら読んでみてくださいね。
火事の夢を見る心理1:情熱的に生きたい
火事の夢を見る心理の一つ目は「情熱的に生きたい」という気持ちです。
これは定番だともいえますが、「火事=情熱」といったことをイメージすることは難しくなく、自分の心の中にある熱意がそのまま夢という形になって表れているということですね。
それは火事の燃え方により自分の情熱の度合いを測ることもでき、より激しく燃えている場合はそれだけ自分の情熱も激しく燃えているということになります。
そしてそれは何も自分自身が熱い気持ちを持っていると認識する必要もなく、心のどこか片隅で「熱く生きたい」「何かに熱中したい」と思っている場合にも火事の夢を見ることがあるようです。
つまり、火事の夢というのは自分の心に眠っている熱意を表している場合が多く、自分では「クールに生きたい」と思っていても本当は何かに熱中したいなという気持ちがあればそれが炎となって夢に表れてくるのです。
情熱的に生きたいと願うことは何も悪いことではありませんし、むしろ人生にとっては確実にプラスになることでしょう。
現代人は若い人を中心に段々と夢や目標を持つ人が少なくなってきているようですが、人生をもっとも充実させるために必要なのは夢であり目標です。
もし一瞬でも何かに熱中したいと思ったのであれば、きっとそれが自分が心から望んでいることですので、そういった熱い気持ちにはどんどん火を灯して情熱的に生きてみましょう。
火事の夢を見る心理2:生まれ変わりたい
火事の夢の心理の二つ目は「生まれ変わりたい」ということです。
これは「火事の夢が与える意味」のところでもいいましたが、火事の夢はその火によって自分自身を燃やしつくし、灰になって生まれ変わりたいという気持ちを含んでいることが非常に多くあります。
情けない自分とはオサラバしたい、こんな自分は消し去りたい。
そんな嫌悪を自分自身に抱いている人も少なくないのではないでしょうか。
自分に対して怒りや憎しみを抱くことは悪いことではありません。
むしろそれは前向きでポジティブな考えであり、「変わりたい」という気持ちがあるからこそ人は成長していくものなのです。
生まれ変わりを想起させる火事の夢は、自分が変わるきっかけを与えてくれているとも考えられ、それは自分自身が今の自分よりも成長したいという気持ちの表れでもあります。
大事なのは「火事」というキーワードから何を連想するか、あるいは何を考えどう行動に移していくかです。
人生は長いものなので、一度自分を真っ白な灰にしてからイチからやり直していくというのも、充実した人生を送るための一つの手なのかもしれませんね。
火事の夢を見る心理3:運気上昇を願っている
「運気上昇を願っている」というのも、火事の夢から読み取れる一つの心理です。
そもそも火事の夢というのは前提として「悪夢ではない」というものがあり、はじめのほうでもいったように多くの人は「火事」に対してあまりいいイメージを抱いていないかもしれませんが、実は火事の夢は吉夢であることが多いのです。
この「運気上昇」というのも、自分の心に成長したいという気持ちが存在することにより、「運気」を火事の「煙」に見立てて上昇していくというように捉えることもできます。
つまり、火事の勢いが激しくモクモクと煙が立ち昇っているということは、自分の運気もどんどん上昇していくことの表れでもあり、そこには何かしらのスピリチュアルな意味が含まれているケースも多々あります。
運気というものが本当に存在するかどうかはわかりませんが、誰にでも運がいいときや悪いときが存在しますよね。
何をやってもうまくいかないときもあれば、何をやっても不思議とうまくいくときがある。
それが「運気」というものに左右されているのであれば、誰もが運気を上げたいと願うことでしょう。
火事の夢に出てくる煙はまさに運気そのものであり、それがモクモクと立ち昇っているか鎮火しているかで意味も大きく変わってきます。
運を味方につけたければ、運が上昇しているときにはとことん色々なことに挑戦し、小さなことでもいいのでたくさんの成功を体験することがより効果的だといえるでしょう。
火事の夢を見る心理4:悩みをなくしたい
火事の夢の心理の四つ目は「悩みをなくしたい」という心理です。
これは自分自身を燃やし尽くす「生まれ変わり」にも似ていますが、何か大きな悩みや不安を抱えていたり、現状に不満を抱いている人は比較的火事の夢を見やすい傾向にあります。
それは自分の心の中にある不要なもの、ストレスになっているものをなくしたいという気持ちの表れでもあり、悩みを文字通り燃やし尽くしたいという心理を表しているともいえます。
現代は「ストレス社会」などといわれているように、多くの人が悩みや不安やストレスを溜め込みながら生きています。
人によっては考えすぎてうつ病や精神疾患になってしまったりする人も少なくありませんし、中には自殺という選択を取ってしまう人もいるでしょう。
それはすべて悩みや不安が原因になっているケースがほとんどであり、その悩みや不安をもたらすのが人間関係だったりするのです。
火事の夢というのは自分の中にあるものを燃やしたいという心理を如実に表しています。
それは自分自身だったり人間関係だったり悩みだったり不安だったり、自分の中から消し去りたいものは誰にでもあるものでしょう。
それらをすべて消し去ることは不可能かもしれませんが、できるだけなくしたり減らしたりすることは誰にでも可能です。
その行動を感化させ、今の自分から脱皮することを促すために脳が「火事の夢」を見せているのかもしれません。
大切なのは現状維持のままいることではなく、自分の中の何かを一度燃やし尽くし新しく行動を起こすことです。
火事の夢はまさに「悩みなんてさっさと捨てろ」ということを暗示しているのかもしれませんね。
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