⑥相手の心を思いやる
誰にでも「触れられたくないこと」は存在します。
あなたも「これは人に触れられたくないな」と思う話題はありませんか?それはどんな人でも同じなのです。
ですから、下手に相手の心に踏み込んではいけません。
相手のことを思いやって、デリケートな問題は上手に避けるようにしましょう。
相手が自分から話をしてきた場合には構いませんが、あなたの方から無遠慮に相手の心にズカズカ土足で踏み荒さないように気をつけましょう。
言葉にしなくとも「自分を思いやってくれているかどうか?」というのは、自然と伝わるものです。
ですから、わざわざ相手が触れられたくないことに触れて、図々しいほどに「相談に乗る」というようなことはしなくていいのです。
むしろ「触れられたくないと思っている話題を避けてくれている」という気遣いこそ、相手には伝わるものです。
相手との距離感を大切に、押しつけがましくならないように自重する、というのもとても大切なことです。
⑦声のトーンは優しく
キツイ言葉は相手の心を傷つける可能性が高い、というのは分かることでしょう。
しかし、何も言葉だけが相手の心を傷つけてしまう刃ではありません。
鋭い調子の声や刺々しい声は、それだけで相手を萎縮させてしまいます。
怒られているわけではなくとも、厳しい声音で言葉をぶつけられると「怖いな」という印象を相手に与えます。
ですから、会話中は声のトーンにも注意しましょう。
優しい語り口であれば「優しい人だな」という印象を与えることができますから、相手の心を解きほぐしてあげられます。
すると、気分良く、緊張しすぎず話をしてくれることでしょう。
何度も繰り返しお伝えしているように「話し上手」とは「聞き上手」でもあるのです。
相手が話しやすい雰囲気を作るこおも大切です。
もしも、あなたが「元々がキツイ声で話してしまいがち」という人であるならば、この点は特に意識した方がいいですね。
⑧会話中は表情豊かに
会話中は「リアクションが大切」というお話をしましたよね。
そこでは「身振り手振りを加えるといい」と解説しましたが、それに合わせて「表情を豊かにする」ことも大切です。
あなた自身も、相手にずっと無表情でいられたら「怖いな」「この話は興味ないのかな?」とは思いませんか?そうした威圧感は、相手の話す気力を奪ってしまいます。
ですから、相手の話を聞く際には「身振り手振りを加える」以外に、表情でもリアクションを示してあげるといいでしょう。
それだけで、相手は「この人は自分の話をよく聞いてくれているんだな」と思ってくれます。
悲しい話の時には悲しげな表情で、楽しい話題には嬉しそうな顔をする。
人は共感してもらえると嬉しく思う・親しみを感じますから、表情によって相手に「あなたの話をきちんと聞いてるよ」というアピールすることができるのです。
相手に気持ちよく話をさせてあげることも「話し上手」のテクニックで、そうして話を引き出してあげるのはとても大切なことです。
身振り手振りに加えて、表情も相手の話に合わせて豊かに変えてあげるといいでしょう。
⑨返事は短すぎず長すぎず
「あなたはどう思う?」と、会話中に相手が意見を求めてくることもあるでしょう。
そんな時には、もちろんあなた自身の意見・考えを伝えなくてはなりません。
そうして返事をする際には、その長さに気をつけましょう。
短すぎては「この話は退屈だったかな?」「興味ないのかな?」と、相手に不安感を抱かせてしまいます。
逆に長すぎても、相手に肝心なことが伝わらないという可能性もあります。
初めは難しいかもしれませんが、相手に意見を求められた時には「短すぎず、長すぎず」を意識するようにしましょう。
相手にも口を開くタイミングを与えなくては、あなたの意見を押しつけるようになってしまいます。
相手が口を閉ざさなければいけないような雰囲気にしないように、相手にも相づちを打ったりするような余裕を与えてあげましょう。
⑩話の内容に興味を持つ
「相手が話している内容に興味を持つ」ことは、非常に大切です。
相手が自分に共感してくれる人を好ましいと思うように、あなたも相手に対して親近感を抱くことがポイント。
「この人は今、どういう気持ちなんだろう?」「その時、一体何を考えていたんだろう?」というように、相手が話す内容について疑問を持つことが簡単な方法です。
このように考えることができれば、自然と質問も浮かんでくるはずですから「話し上手」になるための方法③もクリアできるでしょう。
やはり、自分の話を興味深く聞いてくれれば、誰であっても嬉しく思うものですし、相手に対して好感も抱くものです。
「聞き手」としても能力の高い「話し上手」ですから、相手の話す内容に前のめりになってあげることが大切です。
⑪話題に対して前向きに
相手が話す内容がどんなものであれ、相手にとってポジティブな反応をしてあげるといいでしょう。
暗い内容であっても、それを暗いままの話題にしてしまえば、相手もあなたもネガティブな感情を抱いたまま話が終わってしまいます。
それはもったいないことですし、負の感情を抱くことはやはり負担になるものです。
そんな時こそ「話し上手」として、ポジティブな言葉を選んで使うようにしましょう。
そうすれば、お互いが落ち込んだまま、というような悲しい結果を回避することができる可能性大です。
苦しい感情・悲しい感情を相手が吐き出している時こそ、少しでも明るい方向へ向かえるように導くことができれば「話し上手」として完璧です。
暗い話題・つらい話題の時こそ、ポジティブな言葉を使って相手を不用意に傷つけない・余計に落ち込ませないことが大切です。
初めのうちは「難しい!」と感じるかもしれませんが、ここで思い出してほしいのが「相手に対する思いやり」です。
相手を傷つけないように、相手の気持ちを尊重してあげようと思えば、言葉は自然と出てくるはずです。
あまり構えすぎずに、もしも困ったら「自分だったらどんな言葉をかけてもらえば、気持ちが楽になるかな?」と想像してみるといいかもしれませんね。
まとめ
さて、ここまで「話し上手」になるための簡単な実践方法を11個、たっぷりご紹介してきました。
しかし、一度にすべてをこなそうとしても、やはり初めは難しいでしょう。
何事も一朝一夕では身につかないからです。
ただ、この記事でご紹介した一つ一つは、そんなにハードルが高いものではありません。
ですから、まずは一つ、それができるようになったらもう一つ、と少しずつ積み重ねていくことが大切です。
そうして一つずつを積み重ねていけば「話し上手」の能力は必ず身につきます。
そもそも、あなたが構えすぎてしまっては、その緊張は相手にも伝わり、相手側にまでも緊張感を抱かせることになってしまいます。
そして、もう一つ確実なことがあります。
それは、ただじっとしているだけでは何も変わらない、ということです。
あなたもきっと、分かっているはずですよね。
それなら、どうすればいいのか?答えはたった一つ。
とにかく「実践あるのみ」です!「話し上手」は「聞き上手」でもありますから、まずは「聞き上手」の方から挑戦してみるのもいいかもしれません。
何事もチャレンジ!ぜひここでご紹介したことを参考に「話し上手」な人を目指して、いざ実践!恐れずチャレンジして、新しい自分を手に入れてくださいね。
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