落とし穴ではあるけれど、悪いことでもない。
つまり、同棲をすることで相手の悪いところが見えてくるのは、決して同棲の「デメリット」というわけではないのです。
むしろ、同棲の本来の目的はここにある、と言っても過言ではありません。
彼氏のイヤなところが見えた時の自分の気持ちの変化、彼氏が自分のイヤな部分を見てしまった時の反応。
そういったことを、結婚前にじっくり確かめてみてください。
結婚後に、徐々に家族としての情が湧いてくることで、許せるようになるものもあります。
ですが、その大半は長い年月を過ごせば過ごすほど、「なんでこの人と結婚しちゃったんだろう・・・」と思えてきてしまう要素になるものです。
離婚は結婚よりも体力、精神力が消耗されると言われていますので、それを防ぐためにも、同棲をしてしっかりと気持ちを確認しておくことが大切なのです。
「結婚は勢い」なんていう言葉もありますね。
確かに勢いは大切ではありますが、勢いだけで人生を左右する大切なことを決めてしまい、後々になって後悔するようになるのだけは避けたいですね。
同棲をして、慎重にお互いの気持ちを固めていきましょう。
同棲をしても、お互いのイヤな部分も含めて、気にせず一緒に過ごせるような関係なら、結婚すべき状態です。
彼氏に話を持ち出して、積極的に結婚に向けて展開を進めてしまうのもアリですね。
同棲をすると、彼氏が結婚する状態にあるのかどうか、また自分自身の準備が整っているのかどうか、ということがよく見えてきます。
結婚を考える前の期間限定で、ぜひ、そんな有意義な同棲生活を始めてみましょう！
ご存知ですか? フランスでは結婚前の同棲が当たり前なんですよ。
どのカップルも同棲を経て結婚していますから、清く正しい時代に青春時代を過ごしたおじいちゃん、おばあちゃんも同棲を色眼鏡で見ることはありません。
国民全体に暗黙の了解的な意識が存在するんです。
半ば制度化していますから彼氏、彼女ができるとフランス人は自然に同棲を考えます。
結婚前にふしだらなという発想が今も息づいている日本では、なかなか受け入れられないかもしれませんが、非常に合理的な考え方だと思いませんか?
結婚前の同棲は、会社で言うところの試用期間のようなもの。
自社のスタッフとして、研修や福利厚生などを提供する価値があるか、
会社に利益を生み出す人材か厳しくチェックするのです。
その結果、よしとなって初めて採用が決まります。
洋服を購入するときに試着をするように、入塾前に体験授業があるように。
家を建てるときにさえ、宿泊体験ができる時代です。
お試ししない手は、ないかもしれませんね。
でも試用期間を経て、入社した社員や試着して買った洋服だからと言ってOKとは限りませんよね!?
試用期間ではわからなかった根気のなさが目に付くようになったり、思ったより仕事の呑み込みが悪かったり。
試着したときとは、自分のボディー・サイズが変わってしまった、なんてこともあるかもしれません。
それでも試さないよりは、試したほうがリスクはぐっと減らせることでしょう。
彼氏と結婚したいのはなぜですか？
好きだから? ずっといっしょにいたいから?
その思いは大切だけど、結婚は共に生活することです。
おとぎ話のような甘く美しいものではありません。
彼氏と結婚したいなら、幸せな結婚生活をしたいなら現実をよく認識することです。
生活は現実ですから。
二人合わせた収入で家計がきちんと運営できるか、それぞれの金銭感覚や生活リズムに納得できるかなど現実的なチェック項目は多岐にわたります。
その上で相手の生活習慣や目標、考え方などをチェックするのです。
結婚してから、相手の悪癖を直そうなんて思いあがってはいけません。
既に人格が出来上がっている相手を変えるなんて、そうそうできるものではないのです。
そんな諸々をチェックするのに、同棲は有効な一つの手段ではあるでしょう。
彼氏と結婚したいと思ったとき、あなたは彼氏を幸せにしたいと考えましたか?
愛情や幸せを与えてもらうことばかり考えないでください。
結婚はフィフティー・フィフティー。
お互いがお互いの人生に責任を持つことなのです。
彼氏と結婚したいなら、お互いの人生設計を真摯に話し合うことは自然にできますね?
学生時代に進路を決めたように自分はどうしたいのか、そのためにはどうすればよいのか、心行くまで彼氏と話し合うのです。
お互いが尊敬しあえるのなら、相手の存在を価値あるものと思えるのなら、彼氏と結婚したいという願いはきっと、叶いますよ。
人生設計を話し合える仲なら結婚は当然、射程範囲。
でもでもプロポーズの言葉は欲しいですよね!?
彼氏と結婚したい! と夢見る女性みんなの憧れですから、決めの言葉は言わせましょう。
男として、ここは決めたいという彼氏のプライドのためにも。
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