このおまじないは、席替えをしている間ずっと行ってください。
やり方は簡単です。
「願い星、かない星、○○君の近くになれますように」と唱えましょう。
たったこれだけですが、席替えの間ずっと唱えることで席が近くになりますよ。
「席替えのときおまじないってする?」
中学生の娘に尋ねると意外な返事が聞けました。
「おまじない? そんなのしないよ」
女子中学生なんてそんな話が大好物なのかと思ったのですが。
せっかくの席替えなのだから、好きな子の近くになりたいとか思わないのかと突っ込みます。
「ダダ、こねる」
(えぇーっ!!)
耳を疑いました。
もう子どもじゃないのよ発言を繰り返す中坊がダダ!?
「だって子どもの特権でしょ!?」
都合のよいときだけ子どもに戻れるのも中坊ならでは。
でも思いました。その方が確実です。
地域や個人にもよるのでしょうが中学生は彼氏、彼女がいるのが当たり前になっています。
かつて息子が入学したとき開口一番、初対面の子に尋ねられたそうです。
「彼女どんな人?」
スゴイでしょ!?
そんな環境だからクラスのお友だちも、先生さえもが誰と誰が交際しているとか誰が誰を好きなのかを知っているようです。
でも好きな子がかち合ってしまったら?
そんなときたま〜に使うおまじないを教えてくれました。
紙で四つ葉のクローバーを作ります。
折り紙でもメモ用紙でもどんなものでも構いません。
出来上がった四つ葉に席替えで近くに行きたい相手の名前と自分の名前を書くのですが、隣に行きたければ隣に、前後になりたければ前後に並べて書きます。
四つ葉をポケットに入れて持ち歩くだけ。
「なかなか乙女なことしてるじゃない」
娘に言うとまたしても意外な反応が……。
「ただ持ち歩いている子もいるけど、私は先生に見せちゃう」
春闘ではありませんが直接交渉するそうです。
こんなものまで作ったんだから要求を呑んでほしいと。
なんて現実的なのでしょうか。
先生もタジタジでしょうね。
このおまじないは小学生だったとき、子どもたちの間で徐々に作られていったものだとか。
そう言われれば思い当たるふしがあります。
息子が小学生のときですが、女の子たちの間で偽造四つ葉が流行っていました。
ごく普通のクローバーに葉を1枚テープで貼ったものですが、やたらと作っていましたね。
それが進化(?) して紙でもOKになったということでしょうか。
形態はどんどん変化しているようですが、席替えが大きな関心事であることに違いはなさそうです。
願い事があるとおまじないをするのも遠い昔から脈々と受け継がれてきた慣習。
戦時中の“千人針”や欧米の“サムシング・フォー”。
七五三や洗礼もおまじないのようなものではないでしょうか。
丈夫でよい子に育つように。
そう言えば“千人針”を連想させるようなおまじないがありましたよね!?
新品のノートに99回好きな人の名前を書いて、100回目は緑のペンで本人に書いてもらうというもの。
席替えの際のおまじないではなくて両想いになれるというおまじないですが、100回目の名前を書いてと頼む時点で間接的に告っていますよね!?
書いてもらえたら両想いになれるって当たり前なんじゃ………。
だって間接的にOKもらえたってことでしょ!?
やっぱり現実的ですね。
席替えで好きな人の近くになりたいと願うのも、出征する人の無事な帰還を願うのも熱い思いがあればこそ。
念じる力は奇跡を生むと信じたいですね。
まとめ
「好きな人の近くにいたい」という気持ちは誰にでもありますよね。
しかし、席替えのおまじないで好きな人と隣になったから、近くになった!!と満足してはいけません。
その後、好きな人とさらに仲良くなるためには自分から話しかけましょう。
「ペン貸して」などの些細なことからでも、仲良くなれるように頑張りましょうね。
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