タイプ1:「共依存型」の恋愛依存症
恋愛依存症のタイプのうちのひとつ「共依存」という特徴があります。
共依存型恋愛依存症は、相手に必要とされることで自分の存在価値を見出すというもの。
共依存の人は、自分自身を大切にしたり、自分自身の問題に向き合うよりも、他人の問題にばかり気が向かい、集中するようになります。
彼の力になりたい。
このような純粋な気持ちは誰しも持っているものですが、行き過ぎた結果が共依存型恋愛依存症ということです。
彼を助けるためなら自分を犠牲にしてもかまわないと心から思っています。
彼に「助かったよ」と言ってもらえることが自分にとっての幸せとなり、その幸せを手に入れるためには度が過ぎてでも尽くします。
分かりやすく言うと、ホストに本気で恋をして風俗店などで働いている人や、ヒモな男性がいる人というのはこのタイプでしょう。
DVの被害にあっているにも関わらず、別れを選ばない女性もこの共依存型恋愛依存症の可能性が高いです。
彼は本当は優しい人なの。
彼は寂しい人だから。
私が一緒にいてあげないとダメになっちゃう。
自分は暴力を受けているのにも関わらず、彼をかばっていたりするのは「彼が暴力をぶつける相手」として自分が必要とされていることに価値を見出している証拠。
彼は私がいないとだめ。
共依存型恋愛依存症の人にとってこの感情は何よりも幸せなのです。
共依存型恋愛依存症の特徴は他にもあります。
このタイプの人というのは、そもそも問題のある人や場所などに惹かれやすいという傾向にあります。
問題にかかわることで自分の存在価値を見出すからです。
安定した生活を手に入れると急に虚しさを感じるようになり、何かと理由を付けて自分が熱中できる「他人の問題」を選び、それを中心とした生活、いわば不安定な生活を選んでしまいます。
またそもそも自己評価が極めて低く、自分自身のことを好きでない人が多いです。
そのため、ひとりでどうこうという環境は望んでおらず、常に「自分を必要としてくれる人」がいないと激しい虚無感に襲われます。
彼の問題に対してまっしぐらで自分は二の次。
これはつまり視野が狭いとも言えそうです。
ひとつの問題に焦点を当てれば、そのほかのことは見えなくなってしまいます。
そのため友人からも離れるようになってしまい、生きて行く範囲というものがどんどん狭くなっていきます。
そうして外からの意見も一切受け入れなくなってしまうので、心配した友人に「彼とは別れた方がいい」と言われれば、その友人と即さよならという風になり、彼を失ったときには誰も救ってくれる人がいなくなっているという状態も少なくありません。
そしてそんな環境に陥れば恐ろしいほどの虚無感を感じ、またそれから逃げるために「自分を必要としてくれる人」を探し求めます。
このようなループを繰り返すうちに、どんどん相手の男性の質は悪くなっていくケースがほとんど。
深刻な状態へと自ら進んで行ってしまうのです。
自身に対する危機管理能力というものも麻痺していくため、恋愛依存症はエスカレート。
善悪の判断もつかなくなってしまい、最悪の場合法を犯すことになったり、命にかかわることにもなりかねません。
恋愛依存症の人は自分ではそれを認めません。
何か取返しのつかないことになってから気付くようでは、遅すぎます。
彼に必要とされて幸せ。
私は尽くすタイプなだけ。
これが共依存型恋愛依存症のスタートとなっているのです…。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
※本ページはプロモーションが含まれています。