失恋した時に読んでほしい漫画1冊目は、水城せとなさんの「失恋ショコラティエ」です。
「失恋ショコラティエ」は、第36回講談社漫画賞「少女漫画部門」や第2回ananマンガ大賞を主唱した作品で、2014年には松本潤さんが主演でドラマ化され話題を集めました。
主人公のソータは、高校時代から片思いをしていたサエコと付き合っていると思っていたが、サエコはソータと付き合っているという感覚がなかったため、元彼とヨリを戻したことをソータに明かしました。
振られてしまったソータはフランスに渡り、サエコの好きだったチョコの職人であるショコラティエになって日本に戻り、自分の店をオープンさせ、サエコと再会するもののサエコは人妻になっていた...という物語です。
人妻になってしまったものの、好きな人のことを諦めきれずいつまでもサエコと繋がっていたい、と思うソータの気持ちは物語が進むにつれて辛くなっていきますが、失恋した時に読むと共感せずにはいられません。
失恋しているとわかっていても、好きな人とつながりがあったり、好きな人が思わせぶりな態度をしていると期待してしまいますよね。
この作品は主人公が男性なので、男性目線で描かれていますが、女性でも共感できる部分はたくさんあります。
「失恋ショコラティエ」はすでに完結していて、ラストはソータとサエコが別々の道を歩んでいきます。
それでもソータはサエコへの気持ちを忘れることはありません。
失恋した直後は「早く忘れたい」と思う気持ちがあると思いますが、失恋したからといってすぐにその人のことを忘れられることはありません。
なので、好きな人の幸せを願いながら自分の新しい道を探してみませんか?
②BASARA
失恋した時に読んでほしい漫画2冊目は、田村由美さんの「BASARA」です。
1990年から約8年間「別冊少女コミック」で連載されていた「BASARA」は、1993年に平成4年度漫画賞を受賞し、1998年にはアニメ化されました。
文明崩壊後の日本を舞台に、架空戦記という少女漫画には珍しいスケールの作品になっているため、女性のにならず男性にも人気があります。
少女漫画ということもあり、物語の中には恋愛要素もあります。
高度な文明は滅び、人々が暴君の支配する国で圧政に苦しんでいた中、山陽地方の白虎の村に双子の兄妹が生まれ、兄の方はタタラ、妹は更紗と名付けられました。
タタラはたくさんの人々の「自由」と「平和」を背負った運命の子と言われるが、殺されてしまい、兄の死という過酷な運命に翻弄され、悩みながらも仲間と立ち向かっていく更紗の生き様を描いています。
コテコテのラブストーリーではないので、時には目を背けたくなってしまう描写もあります。
しかし、キャラクターたちが実在しているのではないかと思うくらい、しっかり描かれているので思わず感情移入してしまいます。
そして、この漫画には沢山の名言があります。
この名言たちが失恋したあなたの心に突き刺さるものばかりで「BASARA」を読み終わった後は、自分の悩みや落ち込んだ心がすっきりするのではないかと思います。
③潔く柔く
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