いくつもの賞を受賞されていて、映像化もされている小説家です。
ラブストーリーが基盤で、共感しながら読みやすい恋愛小説なのかと思って気を抜いていると危ないです。
心にズシッとくるエッセンスがどこかで投下されて、心に迫ってくる忘れられない一冊になる作品が多いです。
そういう小説を書く方なので、たくさんの名言があります。
「二人のうちどちらかが片方でも自分ひとりで立ってられないような人間だったら、そんなの恋愛じゃない。」
作品の中の一節です。
胸がズキンと痛みませんか?
別れた後も元彼に未練があるという事は、元彼がいないとダメだという事ですよね。
つまり、元彼がいないとあなたはひとりで立てないという状態な訳です。
まさにこの一節に、あなたは当てはまっている事になります。
村山由佳さん曰く、そういう恋は恋愛とは言わないそうです。
なんか悔しくないですか?
そんなに私は弱くないよって反論したくなりませんか?
反論したくなる気持ちが今のあなたにあったら良いなと思います。
元彼への未練があっても、あなたは決して自分を見失っていないという事ですから。
きっと大丈夫です。
きっと抜け出せます。
元彼への未練には、唯川恵さん。
直木賞を受賞されている小説家です。
ラブストーリーを描かれていて、物語の中の年代に当てはまると、とても共感できてバイブル的な一冊を見つけられる作家さんです。
ただし、ホラーサスペンス要素があり、読んでいて思わず息をするのを忘れちゃうような作品もある作家さんです。
女という生き物を深く切り取ってある作品が多いです。
そんな唯川恵さんの名言です。
「愛する男との別れは辛い。けれど、愛する男に失望する方がもっと辛い。別れは、その時は我を失うほど悲しんでも、いつか<あんな事もあった>という思い出に変わっていく。けれども失望は、思い出としてさえ残らない。いや、残したくない。忘れる事にだけ心を砕かなければならない人間がひとりいる。それは、とても悲しい。ただ、悲しい。」
深いですよね。
唸りながら読んでしまう名言です。
元彼へ未練がある事を否定している訳ではないですけれど、それを続けていった先に待っている事を知らせてくれているようです。
想い続ける事だけが正しい訳ではなく、想い続ける事で未来の自分をも苦しめてしまうかもしれないし、良い思い出になるはずの過去を黒く塗りつぶしているのかもしれないと考えさせられます。
元彼と過ごした時間は確実に存在したし、そこに嘘はなかったと思います。
そんな過去を、思い出したくない過去に自らしてしまって良いのですか?
元彼への未練は何に繋がる?
元彼への未練期間がゼロでないといけない訳ではありません。
愛してお付き合いをしていた訳ですから、そんな簡単にサッパリと忘れられる事ではないです。
でも、その期間が長くなるのは考えモノです。
元彼への未練に恋心を捧げ続ける事に何があるのか、良い未来が待ち受けているのか、今のあなたに見えていますか?
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