こんなことを言っては身も蓋もありませんけど、その片思いというのは彼の中で「両思い」というシチュエーションが存在しないことによる、選択肢のない状況だからじゃないでしょうか？
おおよそ彼は、全くの別人格の個人同士が、全くの他人だった者同士が、お互い惹かれ合うなんて、お互いが好きになるなんて、そんな都合のいいことは起こらないと思っているんです。
そんな都合のいい事は起こらないから片思い、だから辛いんだと勝手に納得していて、たとえあなたがいろんな行動をしてもその前提があるために見えていません。
あくまで両思いとはテレビや漫画の中での出来事であって、それを羨み辛い感情を抱いている上で、片思いが現実なんだと決めつけていると予想されます。
なお、お堅い思考、頑固な男性によく見られる心理で、「こうなったら必ずこうなる、こうあるべし」という、自身の常識や考えの枠から出てこないために、そのような考えに至っていると思われます。
自分の常識から外れているもの、考えに至らないものに対しての理解が難しく、このタイプの彼はまさにそれに当てはまるんじゃないでしょうか？
その他、物事を確率で考える男性にもこのタイプが多く、その場合は「確率的に考えて」両思いはない、片思いであるという結論を出して、辛い感情を飲み込んでいるケースもあるようです。
彼「俺のこと何とも思ってないらしいし...」
彼はあなたに対して片思いであることから、彼は彼なりに（すでにあなたに好かれているものの）あなたが自分に対して脈ありかどうかを、周囲から情報として得ようと行動することだと思われます。
その際に、周囲から脈なしと言われたり、進言されたりすると、それを真に受けてしまい「結局俺の片思いかー！」と、辛い気持ちを抱えてしまうことがあるんです。
恋愛は情報と考え、用意周到に事前準備をする慎重派によく見られる心理で、それこそ当人からではない周囲からの情報だけで、物事の道筋をある程度決めてしまいます。
でもここまででお分かりのとおり、もちろんその辛い気持ちになった経緯は、上記から分かるように周囲からの情報だけをそのまま鵜呑みしただけの話です。
ましてや、あなたへの直接的なアプローチをした訳でもなく、玉砕をするまでもなく、実際に何かをするまでもなく、いろんな手順をすっ飛ばして片思いが辛いと嘆いているんです。
ちょっと一方的過ぎると思えるでしょうけど...このタイプの男性は、本当にそれだけでその恋愛の結論を出してしまうんです。
なので、下手をするとあなたが両思いであったはずの彼の気持ちを察することなく、その恋愛が終わってしまうこともありえますので、彼なりの辛い片思いという感情をいち早く察知する能力が必要になるでしょう。
彼「恋愛は片思いに美学がある！」
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