ワーカーホリックを改善する方法
ここまでは、ワーカホリックになってしまっている人の特徴についてまとめてきました。
仕事中毒になっている人は、自分が「ワーカーホリック」になっていること自体に気づいていない人がたくさんいます。
人は他人のことは客観的に見れても、自分のことを客観視することが苦手なのです。
そのため、友人や家族などの周りの人たちに何か言われるまで自分の環境がおかしいものだとは思えず、常に仕事が生活の中心になっているような状態の人が少なくありません。
しかし、ワーカーホリックというのは簡単にいえば「仕事」だけしか見えていない状態なので、その意識を他の物事に向けることができれば、意外と簡単に治すことができるともいえます。
ここからは、ワーカーホリックを改善する方法についてまとめているので、さきほどの「ワーカーホリックの人の特徴」で当てはまることが多かった人は、ぜひ参考にしてみてください。
1、趣味をつくる
ワーカホリックを改善する第一歩は「趣味をつくること」です。
基本的にワーカーホリックになってしまう人というのは、仕事以外に熱中できるものがなく、ある意味仕事が生きがいになっているような状態の人が多くいます。
自分の好きなこともやりたいことも興味のあることも特になく、仕事中も家に帰ってからも常に「仕事」のことばかり考えている。
その仕事が本当に自分のやりたいことであったり好きなことであるのなら問題ありませんが、そうではなく無意識のうちに仕事のことばかり考えているのであれば、それは確実にワーカーホリックになっていますし改善しなければなりません。
仕事以外に趣味や熱中できること、夢中になれること、没頭できることを持つというのは、ワーカーホリックを改善するためにはとても大切なことです。
音楽や映画鑑賞だったり、スポーツや読書でも何でもいいので、自分がワーカーホリックだと感じているのであればまずは仕事以外に「自分の好きなこと」を見つけることからはじめてみましょう。
1度仕事から離れて自分の好きなことをやっていれば、自然と仕事脳になっていた自分の頭をリセットすることができますし、何より生活の中にリズムが生まれて充実感も感じられるようになります。
趣味を持つことは、仕事をする上でも生きていく上でもとても大切なことなのです。
2、恋人をつくる
ワーカホリック改善の二歩目は「恋人をつくる」ことです。
これはすでに恋人がいる人には当てはまりませんが、恋人をつくることは、仕事だけに没頭しているワーカーホリック状態を改善するためには非常におすすめな方法です。
というのも、人生において「恋愛」や「恋人と過ごすこと」以上に楽しいことというのは中々ありません。
「恋愛は人生の最大のイベント」だといわれているように、恋人というのは今までの自分の考えや価値観、さらには人生を変えてしまうような力をもっています。
あなたも学生の頃などに1人や2人、好きな人がいたこともあるでしょう。
好きな人が学校にいると思ったら、会えるのが楽しみで学校自体が楽しくなったりしませんでしたか?
または、恋人がいることで部活や勉強を頑張れたという人もいることでしょう。
それほど人にとって「恋愛」や「恋人」というのは大きな力を持っていて、それは仕事ばかりの毎日を送るワーカーホリックになっている人にも当てはまることです。
仕事に熱中することも時には必要なことかもしれませんが、望んでもいないのにワーカーホリックになっている人は人生を台無しにしている可能性もあるので、1度仕事以外の外の世界に目を向けてみましょう。
恋人をつくることは、仕事で埋め尽くされている頭を「恋愛」という魔法で正常に戻す働きがあります。
恋人がいなくて仕事ばかりしている人は、積極的に恋人をつくることからはじめてみてはいかがでしょうか。
3、遊びまくる
恋人をつくる以外にも、友人と遊びまくることもワーカーホリックの改善には非常に効果的になります。
結局のところ、人生というのは「人間関係」を中心に回っていて、人間関係の充実が人生の充実だといっても過言ではないでしょう。
中には人間関係自体が苦手だったり嫌いな人がいるかもしれませんが、多くの人にとっては「恋人」や「友達」という人間関係が人生の中で大きな役割を果しているのは事実です。
ワーカーホリックというのは、人生における仕事の割合が「恋人」や「友達」の領域にまで侵入している状態だともいえます。
それで満足できているのであれば大して問題がないように思えますが、実際、恋人や友人という人間関係を通してでしか得られないものというのが人生には確かに存在します。
それは、心の充足感であったり、愛情や友情の大切さ、他人のことを思いやる感情であったりなど、仕事中毒であるワーカーホリックでは得られないものがたくさんあるのです。
友人と遊びまくることは、仕事で麻痺してロボットのようになってしまった「感覚」を正常に戻してくれます。
ワーカーホリックの状態では中々友人と遊ぶ時間を確保することができないかもしれませんが、仕事終わりの時間や休日などをうまく利用するなどして、ぜひ積極的に友人と遊ぶ時間をつくってみてください。
きっと、仕事に没頭することで忘れていた大切な「感覚」というものを思い出すことができるはずです。
4、自分と向き合う
ワーカーホリックを改善する方法の最後は「自分と向き合うこと」です。
これは今すぐできるもっとも簡単な方法であり、なおかつ効果も高い方法になります。
具体的には、とにかく1度仕事と距離を置き、ゆっくりと何もしない時間を1日の中で数分でもいいのでつくることです。
誰もいない場所で、音も何もない状態でゆっくりと自分の今の環境や状況について考えてみる。
そして、仕事のことだけでなく、自分の生活や人間関係、興味のあることから好きなことまで、自分の心に思い浮かぶことすべてをノートなどに書き出してみる。
そうすることで、普段気づくことができない自分の本当の気持ちというのが見えてきますし、今の自分の生活がどれだけ仕事に支配されているかを客観的に捉えることもできます。
ただ淡々と毎日仕事をこなして時間に追われるような生活を送っていては、自分がワーカーホリックになっていること自体に気づくことすらできません。
ワーカーホリックを改善するためには、まずは自分がワーカーホリックだということに気づく必要があり、そのためにも「自分とゆっくり向き合う時間」をつくるのはとても大切なことだといえるでしょう。
普段自分が何を考えているかをしっかりとわかっている人はほとんどいません。
自分と向き合う時間をつくり、その考えや想いをノートに書き出すことではじめてわかることがあるのです。
自分がワーカーホリックかもしれないと思ったことがある人などは、まず1日5分でもいいので自分と向き合う時間をつくってみましょう。
ワーカーホリックからの脱出
ここでは、ワーカーホリックになっている人の特徴とその改善方法についてまとめてみました。
日本人は真面目で勤勉な人が多い分、仕事中毒な毎日を過ごしてしまっている人が大勢います。
中には、「仕事以外にやることがない」「休みの日は暇」だといっている人もかなりいることでしょう。
ワーカーホリックという言葉自体は決して悪いものではありませんが、その状態を自分が望んでいないのであれば、やはり今のライフスタイルは改善する必要があるといえるでしょう。
人生は仕事だけではありません。
仕事のない人生はつまらないですが、仕事以外に何もない人生もまたつまらないものです。
ここでは、ワーカーホリックを改善する方法などもまとめてみましたので、「本当はもっと充実した毎日を送りたい」「仕事以外にも何か熱中できるものが欲しい」という人は、ぜひ自分に合ったワークスタイルを確立するためにも参考にしてみてください。
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