ワーカーホリックになっている人の4つの特徴
ここまでは、ワーカホリックについての概要についてまとめてみました。
実際、ワーカーホリックになっている人は、自分でも仕事中毒になっているとは考えていなく、今の仕事と時間に追われる日常が社会人としてはあたり前だと思っている人も少なくありません。
そのため、ふと自分の人生を振り返ったとき、「自分には仕事以外になにもない」という虚無感に陥る人も多くなっています。
ここからは、ワーカーホリックになっている人の特徴についてまとめていきます。
「もしかして自分はワーカーホリックかな?」と感じたことがある人は、ぜひ自分と照らし合わせて読んでみてくださいね。
1、常に仕事のことを考えている
ワーカーホリックになっている人の特徴といえば、やはり「常に仕事のことを考えていること」でしょう。
「ワーカーホリック=仕事中毒者」という構図のとおり、毎日仕事のことばかり考えている人は間違いなくワーカホリックであり、言い方を変えれば「社畜」だということもできます。
しかし、たとえどれだけ仕事に没頭していたとしても、その仕事が本当に自分がやりたいことであったり好きなことである場合には、ワーカーホリックであることが悪いとは一概にはいえないでしょう。
本当はやりたくないけれど生活やお金のために嫌々働いていたり、考えたくもないのについ仕事のことを考えてしまうようなワーカーホリックの場合は改善が必要だとは思いますが、自分から望んで仕事に没頭してワーカーホリックになっている人が少なからずいることも事実です。
そのような人たちにとっては、仕事以外のことを考える時間こそが「無駄」だと感じるようになり、常に仕事と触れ合うことで充実感や喜び、または幸福感まで感じることができています。
ですが、このようなタイプの人間はまれであり、おそらくほとんどの人が「仕事」を「労苦」だと捉えているので、一般的にはワーカーホリックになることはあまりいいことだとは思われません。
常に仕事のことを考えていればワーカーホリックであることは間違いありませんが、それが自主的なものなのか、それとも無意識的なものなのかによってワーカーホリック自体の意味合いも異なってくるので、そこの見極めはしっかりとおこなうようにしましょう。
2、仕事以外に熱中できるものがない
ワーカーホリックになっている人の特徴の2つ目は、これまた定番ですが「仕事以外に熱中できるものがないこと」ですね。
自分にとって好きなこと、興味のあること、やりたいことがパッと浮かんでこないような人は、仕事以外に生きがいを感じられるような出来事が少なく、比較的にワーカーホリックになりやすいともいえます。
たしかに、仕事は頑張れば頑張るほど充実感や達成感といったものを感じることもできますが、たとえどれだけ頑張ったとしてもそれはあくまでも「仕事」でしかなく、自分が本当に心の底から望んでいることを得られるものではありません。
これも先ほどの話につながってきますが、仕事自体が自分のやりたいことであるのならそれはそれで問題はないといえます。
しかし現実的に考えて、自分が本当にやりたい仕事をやっていたり、好きなことを仕事にできている人というのは、本当に極まれであり、多くの人は生活やお金のために「やりたくない仕事」をやり「好きでもない作業」をこなしているのが現実なのです。
そんな毎日を過ごしていては、心の底から人生に充実感を感じることなどできません。
ワーカーホリックになっている人は仕事以外に熱中できるものがなく、「やりたくもない作業」「好きでもない仕事」を嫌々やっているために元気がない人が大勢います。
仕事に追われて、仕事以外にやることがないという人は、1度自分の生活を見直してみる必要があるともいえるでしょう。
3、価値観の真ん中に「お金」がある
ワーカーホリックになっている人は、自分の価値観が「お金」によって成り立っている人が多くいます。
つまり、「お金」さえあれば幸せになれる、楽しいことができる、欲しいものが買えると思い込んでいるがために、仕事をしてお金を稼ぐこと生きがいになり、気づけばワーカーホリックになっているということです。
お金は人生には必要不可欠なものです。
お金がなければ食べ物を買うこともできないし、欲しいものも買えないし、住んだり寝泊りする場所すら確保することができません。
しかし、それと「幸せ」というのは別物であり、お金があるからといって幸せになれるとは限りません。
お金では幸せを買うことはできないし、人生はお金だけで成り立っているわけではないのです。
価値観というのは人それぞれ違うものであり、何が正しくて何が間違っているかというのは一概にはいうことができません。
自分の好きなことが他人からしてみれば嫌なことだったり、他人の好きなことが自分にとっては嫌なことであるように、価値観というのも1人1人まったく異なり「正解」なんてものは存在しないのです。
ワーカーホリックになっている人の多くは、お金が自分の価値観の真ん中にあるケースが多く、そのために仕事中毒になっているといっても間違いではないでしょう。
しかし、その価値観が間違っているかというとそうではなく、「お金=幸せ」ではないという事実をしっかりと認識した上で、本人がその価値観で納得していればそれはそれでいいのです。
ワーカーホリックの人すべてがお金に貪欲だとはいいませんが、仕事にのめり込んでいる人の多くは価値観の真ん中に「お金」があるのが特徴だといえるでしょう。
4、現実逃避している
ワーカーホリックになっている人の特徴の4つ目は「現実逃避」していることです。
自分の将来のことを考えたくない、または、先のことを考えると不安になってしまう。
そういった思いを抱えている人は大勢います。
寝る前に布団の中に入って目をつぶると、つい色々なことを考えてしまい将来への不安が押し寄せてくる。
この先どうなるのか。このままでいいのか。繰り返す毎日で本当に満足できているのか。
現代人の多くは本当にたくさんの不安を抱えているのです。
そして、その不安や不満を忘れるために仕事に没頭している人も少なくないのです。
考えたくないから仕事する。
悩みたくないから仕事する。
多くの人にとって「暇な時間」というのはネガティブなことを考えてしまう時間になりがちで、それを避けるためにわざわざ仕事で自分を追い込んだり忙しくしたりする人がいるのも事実なのです。
目の前の仕事に一生懸命取り組むのは悪いことではありませんが、現実を見たくない、考えたくないからと仕事だけに没頭するのはあまりよろしくありません。
現実逃避のためにワーカーホリックになるのは、不安を消し去るためには一時的な効果がありますが、結局は時間だけが過ぎて何も解決することにはなりませんし、将来への不安というのは放っておけば自然と消えるものでもないのです。
ワーカーホリックになっている人の特徴の中でも、「現実逃避」から仕事中毒者になるのはかなり危険だといえます。
人生は逃げ続ければ逃げ続けるほど、必ずどこかでそのツケを払わなければならないのです。
ワーカーホリック自体が悪いかどうかはひとまず置いといて、現実逃避のために仕事に没頭しているような人は、まずはしっかりと自分と向き合うことからはじめてみる必要があるといえるでしょう。
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