【夢占い】殺されそうになる夢を見る自分の心理とは？

殺されそうになる「人」からわかる自分の心理

ひとまとめに「殺されるそうになる夢」といってもその種類にはいくつかのパターンがあります。

誰に殺されそうになるか、誰が殺されそうになるか、何で殺されそうになるかなど、それは状況やタイミングによっても自分の深層心理というものも変わっていき、単純に「殺されそうになる夢」という枠組みですべてがわかるわけではありません。

特に「誰が殺されそうになっているか」は夢の内容の中でも比較的重要な部分であり、それによって自分の心理もまるで違うものになります。

そこでここからはまず、「人」に焦点を絞ってまとめていきたいと思います。

殺されそうになる夢を見ている人は、夢の中で誰が殺されそうになっているかを今一度考え、自分の心理と照らし合わせてみてくださいね。

１、自分

殺されそうになる夢の中で「自分」がターゲットとなっている場合は、それは精神的に追い込まれている状態を表しているといえます。

いつも時間や仕事に追われていたり人間関係に振り回されていたりなど、自分の心の中に余裕がなくなってきているときには比較的自分が殺されそうになる夢を見ることが多くなっているようです。

そもそも殺されそうになる夢自体、「今の自分に満足していない」という心理が含まれているものですので、その夢の中で自分が殺されそうになっているのはある意味当然だといえるでしょう。

しかし、これはあくまでも深層心理でしかないので、現実の日常生活で本人は特に不満も追い込まれているとも実感していないケースが多々あります。

普通に仕事をこなし、たまに友達と遊び、週末は恋人と過ごす。

傍から見ればとても充実度が高そうな生活を送っている人でも、夢の中では誰かに殺されそうになっていたりするものです。

それはつまり、自分で自分の精神状態を把握できていないということでもあり、知らない間に頑張りすぎたり無理をしてしまっている可能性があるということですね。

人間の脳は非常に騙されやすくできているので、自分で「こうだ！」と思っていることはいとも簡単に思い込んでしまうという欠点があります。

自分で「自分はまったく疲れてなんかいない」「ストレスなんてない」と思い込んでいれば体も自然にそういう風に思い込んでしまいます。

しかし、実際内面では少しずつ疲れやストレスが溜まっていき、それが「夢」という形で自分の心理を表すものとして見てしまうのです。

深層心理は自分の意志で誤魔化せない分、自分の心の声にはしっかりと耳を傾けるようにしましょう。

２、友人

次は、殺されそうになる夢の中で「友人」がターゲットの場合の心理についてです。

殺されそうになっているのが友人である場合は深層心理的には「自分」のときと同じく、何かに追われていたり精神的に余裕がなくなっているときに友人が殺されそうになる夢を見ることが多いようです。

それはつまり、「自分」を「友人」に置き換えて客観的に見ているということであり、自分が殺される夢よりも第三者の視点が入っている分、多少は冷静さや余裕があるとも受け取れます。

しかし、そこで友人を助けるか助けないかでもさらに心理状態は変わることとなり、友人が殺されそうになっているのを助ける場合自分は「現状維持」を望んでいるという意味になり、黙って傍観しているのであればやはりそれは「生まれ変わりたい」「リセットしたい」という心理を表しているととらえられますね。

夢の中の友人はいわばもう一人の自分という位置づけで登場することが多く、その際の自分は第三者でありまさに「自分の心」だといえるでしょう。

殺されそうになる夢の中では友人が自分で、自分が自分の心。

そういった視点を持つことで自分でも気づいていなかった自分の心理に気づくこともでき、これからの人生を考えていく上でも非常に参考なるといえるでしょう。

たかが夢ですがされど夢。

夢で描かれる出来事には簡単には理解できないような心理がたくさん蠢いているのです。

３、恋人

恋人が殺されそうになっている夢では今までの心理とは一転し、恋人への強い愛情があふれ出ているときに見やすい夢だといわれています。

たとえば付き合い始めや結婚したばかりのときなど、恋人への想いが非常に強い時期では現実とは逆に夢の中では殺されそうになってしまいます。

しかし、それが破局につながったり二人の恋愛に何か問題が生じるということの暗示ではないようなので、そこは安心して普段どおりに恋愛を楽しんでも問題はないでしょう。

ですが、恋人への想いが夢に表れるというのは非常に強い愛情の証でもあります。

強すぎる愛情というのは時に非常に脆いものでもあり、強すぎるゆえにほんの些細なことがキッカケですべてが崩れ去ってしまうことも珍しくはありません。

そういった視点から考えると、ある意味「恋人が殺されそうになる夢」というのは「愛情が強すぎるため気をつけないと死ぬ（終わる）よ」というように解釈することもできます。

愛情というのは強ければ強いほどいいというものではなく、恋愛では「愛」よりも「信頼」が大事になってくるときもあるでしょう。

単順に考えれば、恋人が殺されそうになる夢は自分が恋人を本気で愛している証でもあるため問題はないといえますが、解釈次第ではそれは注意喚起であるともとらえられるので愛しすぎには気をつけるようにしましょう。

４、両親

最後に、殺されそうになる夢の中で「両親」がターゲットとなっているケースでは、それは「親離れ」や「親孝行」などの暗示だといわれています。

実家に暮らしている人なんかは自分の心に一人暮らしがしたいという気持ちがあったり、もしくは両親がそろそろ自立しろといっている雰囲気があったりする場合には、母親や父親が夢の中では殺されそうになるようです。

また、すでに自立している人でも最近両親と会っていなかったり、親孝行らしいことを何もしていないなどと心のどこかで感じている場合にも、両親がターゲットとなった殺されそうになる夢を見やすいようですね。

夢は自分の深層心理にまで遡り、自分でも認識していない気持ちを「夢」という形で表しています。

たとえ普段は両親のことを何も考えていないと自分では思っていても、実際は心の奥底で気になっていたり心配していたりするものです。

自分を生んでくれた親なのですから、頭や心の中から完全に消え去るなんてことはありえないでしょう。

その両親が夢の中で殺されそうになるなんてまさに凶夢だといっても間違いではありませんが、それは自分が両親のことが気になっている証、あるいは両親がいつも自分のことを気にかけてくれているという暗示でもあるわけです。

自立してしまえば両親との関係は「はい終わり」というわけにはいきません。

今度は自分が残りの人生で育ててくれた親に恩返ししていくものです。

もし「殺されそうになる」という場面に限らず両親が夢の中に出てきたのなら、たとえ仕事が忙しくても電話の一本ぐらいはかけて会話をしてみるのがいいでしょう。

親はいつでも子を見守っているものです。

殺されそうになる夢を見る原因

ここまでは、殺されそうになっている「人」から自分の奥底にある心理についてまとめてみました。

殺されそうになる夢では、そのターゲットとなっている「人」によって自分が抱いている気持ちや心理というものは大きく変わるのがわかったことでしょう。

しかしそれは何も人だけに限らず、何で殺されそうになっているか、どこで殺されそうになっているかという部分でも自分の心理にも多少の差が出てきます。

その中でも特に影響を及ぼすのが「人」となるわけです。

そしてここからはもっと根本的な問題である、「殺されそうになる夢を見る原因」についてまとめていきます。

たとえ殺されそうになる夢が自分の心理を表しているといっても、やはり怖い夢なんて見ずにゆっくりと熟睡できるのが一番でしょう。

どうして自分は殺されそうになる夢を見てしまうのか気になる人は、ぜひチェックしてみてくださいね。

１、追い詰められている

殺されそうになる夢を見る原因の一つ目は「追い詰められていること」です。

考えてみてもわかるように、殺されそうになる瞬間というのは大体が誰かに追われていたり何かが迫っている状態のケースが多く、それはつまり精神的に追い詰められているということの証でもあります。

たとえば毎日仕事に忙殺されていたり、朝の通勤も仕事中も寝るまでの時間も、常に時間を気にする生活を送っている場合は自分でも気づかないうちに精神的にかなりの負担がかかっていることも珍しくありません。

ストレスなどはその代表的なものであり、実際にストレスを溜め込んでいる人はストレスが溜まっているとは考えてもいない人がたくさんいるというデータもあり、人は自分の精神状態をうまく把握できないといわれています。

そのため、知らずしらずのうちに無理をしていたりして「殺されそうになる夢」という形で自分の心理を体験してしまうのです。

人間は何かに追い詰められていたりすると非常に脆く、何か一つでも大きな出来事が起きるとたちまちすべてが崩れさってしまうこともよくあります。

基本的に人間はみんな鈍感な生き物ですので、自分のことをしっかりと管理できる人はそう多くはありませんが、夢という形で自分の心理を体験したのならそれにはきちんと対処する必要があるでしょう。

２、すべて投げ出したい

殺されそうになる夢を見る原因の二つ目は「すべて投げ出したい」という精神になっていることです。

人は誰だってネガティブな気持ちになったり落ち込んだりして気分が乗らない日があるものですが、慢性的にマイナスな気ちを抱えているともうすべてを投げ出したいと思ってしまいますよね。

それこそ仕事などで精神的に追い詰められているときなんかはよくこういった精神状態になってしまうことがありますが、その状態が慢性的に続いているとすればやはり夢の中では殺されそうになることが多いようですね。

思い出してみても、殺されそうになる夢というのは基本的には「生まれ変わり」「今の自分を殺したい」という心理が含まれているので、そういった気持ちと「すべて投げ出したい」という気持ちは非常に強くリンクしています。

その結果、「もう何もかも嫌だ」と感じている人は殺されそうになる夢を見てしまうというわけです。

人間ですので「もう嫌だ」「全部投げ出したい」と思うことは誰にでもあります。

思い通りにいかないことが多かったり、何もかもうまくいかないような時期もありますし、それは自分の実力だけで決まるものではなく時には「運」の要素も強く影響していることもあるでしょう。

多くの人は仕事などで何か失敗やミスが起きて自分が絡んでいたとすると、それをすべて自分の責任に思ってしまう傾向がありますが、まさにそれこそが精神的に追い込まれる原因でもありすべてが嫌になってしまう原因でもあるのです。

つまり自分で自分を追い込んでしまうということですね。

「自分はまったく悪くないし〜」などと開き直ったりするのも問題かもしれませんが、殺されそうになる夢を見てしまうというのであれば、それは自分を追い込みすぎているということの表れでもあるため、あまり自分に厳しくしすぎないようにうまくストレスなどをコントロールしていくようにしましょう。

３、不安や不満を抱えている

「不安や不満を抱えている」というのも殺されそうになる夢を見る原因となってしまいます。

これもさきほどからいっている「追い詰められている」という状況と似ていますが、将来への不安や現状に不満がある人は比較的ほかの人よりも殺されそうになる夢を見やすくなっています。

というものの、将来への不安や現状に対して何の不満もない人というのはかなり少数派であり、多くの人はほぼ確実に自分の未来が不安であり今の自分に何かしらの不満を抱えているものです。

人間の欲望には限りはなく、たとえお金を何百万と手にしたとしてもまた別な悩み事を抱えて将来が不安になるものであり、それと同時に今度は「お金がある自分」に対して何かしらの不満を抱いてしまいます。

人は決して満足することを知らずどこまでいっても欲望が満たされることがないのが現実です。

とすれば、その中でも殺されそうになる夢を見てしまう人と見ない人の差はどこにあるかというと、それはもはや性格の差としかいいようがないでしょう。

何事にもポジティブで楽観的であれば多少の不安や不満があってもゆっくり熟睡できますし、逆にいつも悩んでネガティブな人は殺されそうになる夢だったり怖い夢を見やすいといえます。

結局のところ、人間からは決して不安や不満はなくならないので、いつでも楽観的に物事を考えられるようなメンタルをつくることも大切だといえるでしょう。

４、ストレスと疲労が溜まっている

殺されそうになる夢を見る原因の最後は「ストレスと疲労が溜まっていること」です。

これももはや説明不要かもしれませんが、心や体が疲れているとそれは脳の疲労にまで大きな影響を及ぼすことになるので、結果的に殺されそうになる夢を見やすくなってしまいます。

さきほどもいいましたが、ストレスというのは中々自分では自覚しづらい一面があり、精神的に追い込まれていても自分でそれを認識できていない人もたくさんいます。

さらにそれは疲労にもいえ、体が疲れていると誰もが「あぁ〜疲れてるなぁ〜」と自覚することはできるかもしれませんが、それが体ではなく脳の疲労になった途端、人は自分の疲労度がわからなくなってしまいます。

疲れているのに疲れていないと感じたり、疲れていないのに疲れていると感じたり、客観的にみればおよそありえないことでも本人にとっては大真面目で全然自分のことを理解できていないケースが多いのです。

ストレスと疲労は夢の内容にも大きく影響してくるので、殺されそうになる夢を見た場合は自分のストレスや疲労について今一度客観的に考えてみるようにしてみましょう。

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