【青色が持つイメージ】青色に込められているイメージと心理的な効果とは？(2ページ目)

視覚によって行動が変わることも

人間の行動は実に複雑な要素によって決まっていきます。その中でももっとも大きな影響を及ぼしているのは言うまでもなく視覚でしょう。人間の視覚こそ行動するときにもっとも重要な意味をもたらしている部分であり、みなさんも自分の視界に入るものによって自分の行動が決まっていることに異論は唱えたりはしませんよね。視覚によって行動が決まるということは、視界に入るものを変えることで行動を変えることができるということです。それこそが色がもたらす大きな意味であり、色が人間に与えることができるもっとも重要な効果だといえるでしょう。究極的なことをいえば、自分の行動を変えたいと思っているのであれば、自分の性格や価値観といった内面的な要素を変える努力をするよりも、視界に入ってくる色を変えるだけで自分を変えることができるということですね。おそらくほとんどの人は、色がもたらす効果については深く考えたことがないとは思いますが、色について理解することは充実した生活を送るために役立つといえるでしょう。ここでは青色に焦点を当ててまとめていきますが、人間が認識できる色は何十種類も存在していますので、ほかの色に興味がある人はぜひそちらの色に関しても調べてみてくださいね。

青に込められているイメージ

Portrait of beautiful positive african american woman standing with arms crossed

色に対して抱くイメージについては、人それぞれ個人差があると述べましたが、たとえそうだとしても色が持つ普遍的なイメージに関しては理解しておくことは重要です。誰もが自分の意見を持つときは、まずはじめにその概念が持っている本質的な意味について理解し、その後で自分なりの文脈で理解するという段階を経ていきます。そのため、色について理解するときにはまずはその色についての基本的な要素について理解しておく必要があるのです。おそらく今まで色について深く考えたことがある人はそう多くはないでしょう。ファッションやおしゃれに興味がある人ならば、今までも色が与える印象などについて色々と考えたことがあるかもしれませんが、多くの人はそこまで深く考えずに自分が好きな色を身の回りに集めているはずです。ですが、色の持つ力やイメージについて理解しておくことで、その知識は人間関係においても応用することができます。そこでここからは、「青に込められているイメージ」についてまとめていきます。純粋に「青」という色にはどういったイメージが込められているのか。青色が好きな人も青という色に興味がある人もぜひチェックしてみてくださいね。

1、冷静

青に込められているイメージの一つ目は「冷静」です。青色に込められているイメージとして、もっとも強い印象を持っているのはやはり冷静というイメージでしょう。青を冷たい色だと判断している人も多く、冷たいというイメージは人の性格に当てはめると冷静という意味を持つことになります。一般的に青色が好きな人は冷静で落ち着いた気質をしている人が多く、青が好きというだけでなんとなく物静かな印象を受ける人も多いのではないでしょうか。これは人間の無意識の反応として心に沸き起こる印象であり、それゆえ青色には冷静というイメージが普遍的に組み込まれているといえます。しかし、さきほども述べたように、色に対する解釈は人それぞれであり、人によっては青色に冷静といったイメージを抱かない人も存在するころでしょう。なので、色について解釈するときはしっかりと自分なりの文脈に当てはめて考えることが大事であり、色の普遍的な意味だけにとらわれるのはあまり好ましいこととはいえないでしょう。青色には冷静というイメージが込められていますが、だからといって青色が好きな人が必ずしも冷静な人間であるとは限らないということも認識しておいてくださいね。

2、睡眠

青に込められているイメージの二つ目は「睡眠」です。これも青色に込められているイメージとしては代表的なものであり、睡眠と聞いて青色が思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。眠りに関することを想像するとき、自然と青い色が思い浮かんでくるのは、青色に普遍的に睡眠を表す印象が込められているからだと考えられます。これは青色が好きな人は眠ることが好きな人が多いことを表しており、おそらく睡眠が好きな人は青色が好きな傾向があるといえるでしょう。ですが、現実的に考えて、睡眠が嫌いという人はほとんどいないでしょうし、大抵の人間は睡眠が好きですし、たくさん眠れれば眠れるほど幸せだと感じている人も多いといえます。睡眠欲は人間の三大欲求であり、人は眠るために日中頑張って活動しているともいえるでしょう。青色は睡眠のイメージを想起させますが、睡眠は人間にとって必要不可欠なものであり、それゆえ青色が嫌いな人はほとんどいないといえます。逆に、「眠りが浅い」「寝つきが悪い」「不眠症」といった症状を抱えている人は、寝室に青色を取り入れるのがおすすめであり、睡眠を表す青色を視界に入れるようにすることで深い睡眠を誘発することができるでしょう。

3、深い愛情

青に込められているイメージの三つ目は「深い愛情」です。青い色には深い愛情というイメージが込められており、多くの人は青に愛情を感じる傾向があります。愛情というのはどこか冷たい部分を感じさせるものであり、温かい愛情だけが愛というわけではありません。愛情の定義については、これも人それぞれ違う価値観と定義を持っているので安易に決めつけることはできませんが、青は愛情を想起させる色として多くの人の心の中に無意識的に知覚される色であるともいわれているのです。実際、青色が好きな人は愛情深い傾向があるというデータもあり、他人に対して優しく接することができたり、人のためになにかしてあげたいという気持ちを持っている人が多いというようにいわれています。これはさきほども述べたように、全員が全員そうであるといっているわけではなく、あくまでもその可能性があるということであり、色が表すイメージは絶対的なものではないということを認識しておくことが重要です。さらに、色のイメージは変動するものであり、その人の性格が変わるだけでも大きく変わるものですので、一つの考えに固執せずに幅広い視点から考えることが大事だともいえるでしょう。

4、責任感

青に込められているイメージの四つ目は「責任感」です。青色は責任感を表すものとしてのイメージもあり、青色を好む人はほかの人と比べて自分がやることに関しては大きな責任を感じています。一見、責任感という言葉はネガティブなように感じられますが、責任感に対してマイナスなイメージを感じる人は精神的に大人になりきれていないことを表しているともいえるでしょう。責任という言葉は成熟した大人に必然的に備わる感覚であり、責任感を感じていない大人は大人だとはいえません。社会人になれば嫌でも自分の仕事に関する責任がのしかかってきますし、責任を放棄すれば周りからは信用されなくなり、人間関係に亀裂が入ってしまうでしょう。そう考えると、青色が想起させる責任感というイメージは大半の大人が持っているものであるがゆえ、大半の人は青色が好きだという結論に達します。ですが、何度もいうように色の好みは人それぞれ異なっているものですので、やはり色だけでその人の性格や特徴について安易に決めつけるのは危険だといえるでしょう。あくまでも色に対するイメージは補助的な情報であり、真実は自分の目でしっかりと確認することをおすすめします。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。