軽く怒ってみる
先に喧嘩腰ではいけない、怒り口調ではいけない等、負の感情に苛まされるのは愚作、決して怒ってはいけないと記述させていただいたのは、記憶に新しいところです。
しかし、場合によっては怒ってみるのも、彼氏が元カノに会うのを回避する、そしてその後の可能性を少しでも下げられるもので、実は一考の余地があると言えるのです。
話が二転三転して訳が分からなくなるかもしれませんが、題目をご覧のとおりあくまで「軽く」であり、激高するのではないという大きな差があることを認識して下さい。
と言うのも、人の感情の中に「怒り」というものがあるのがご存じのとおりですが、実は同じ怒りでもさらに細分化されていて、それを示された相手が不快にならないものだってあるのです。
例えば「激情に駆られるような怒り」だったり、「静かな怒り」「冷たい怒り」、「悲しい怒り」などなど、同じ怒りでもその規模とか精神状態で受ける印象は大きく違う訳です。
だから、「軽く」怒ることでそこまでは怒っていない、でも元カノに会うことはあまり許容出来ない、許容したくない等、絶妙なラインを狙って抵抗するのです。
それなら彼氏も、別にそこまで強く感情をぶつけられた訳ではないので、比較的冷静であると伺え怒りに怒りを返すような真似はせず、きちんと受け答えをしてくれることでしょう。
分かりやすく言うなら、自らの口で「ちょっとだけ怒ってる」と示してあげると、別に激情に駆られて何を言っているのか分からない状態になっている訳ではない、でも言葉できちんと意思表示していることになります。
きちんと言葉で何が不満なのかを説明している、そして怒っていることを示している、さらに受け入れられないと述べている…となれば、彼氏も筋を通さなくてはまかり通りません。
もっとも、女性がこれをするのはかなり難しいです。
男性であれば、感情を押し殺すことが比較的得意なことから、どれだけ感情に揺さぶられたとしてもすぐに自分を取り戻し、腹の内は分かりませんが見た目冷静さを保っています。
しかし感情的な女性は、怒りが芽生えるとそれに支配されてしまう傾向が強いので、冷静を保とうとする意志なんて何のその、たちまちまくし立ててしまうのが容易に想像出来ます。
ですので難易度としては高めですが、このような出来事があった際のシミュレーションなどをやってみて、どう彼氏に説明するのかをテンプレート化してみるのもいいでしょう。
台本通りに話すのであれば比較的容易ですし、事前にきちんと言葉を考えているので矛盾もなく、且つ丁寧に自分の気持ちを伝えることが出来て、理詰めで物事を考える男性にはかなり有効だと思われます。
まあそこまでやっても、怒りから即感情に支配されてしまう人にはやはり難しいので、まずは落ち着くことをだけを念頭に置かなければならないと胸に刻み込んで下さい。
理由を冷静に聞く
彼氏が元カノと会うと知ってしまえば、通常女性は前項のように怒り狂い感情的になって彼氏を問い詰め、納得出来る答えがなければ許さないのがお決まりです。
そうなると、たちまち男性はげんなりしてしまう、見損なってしまうなど、自分に過失がある場合でもそこはブレませんので、女性としては厄介極まりないと言えます。
もっとも、冷静になれと言っても怒り心頭のまま、落ち着けと言っても泣きわめく…となると、いくら過失がある彼氏とは言っても、少しだけ同情出来ると言えるでしょう。
ですので、今こそ完全に受け身になって彼氏の言い分を聞いてみましょう。
何を言うにしてもまずは理由であり、それなしでは彼氏を責めることも怒ることも出来ない筈なのです。
元カノに会うというキーワードだけで激高してしまうのは、さすがに彼氏も可哀想だと言えますので、まずはきちんと言い分を、その理由を聞いてみましょう。
最後までそれを聞くことで、本当は激高して彼氏を徹底的に追求するという手間が省ける上に、彼氏に「落ち着いた彼女」という良い心象を与えられる可能性があります。
それだけでもカップルとしては十分に関係を維持出来る、向上させる要素となるので、ただ受け身になるだけとは言えなかなか侮れないのです。
そして、その後は彼氏の口からつらつらと理由が述べられると思います。
途中で怒りに火を注ぐような発言もあるかもしれませんが、とりあえず最後までは口を出さないようにして、黙ってそれを聞いておきましょう。
最後まで話を、その理由を聞いたら、そこで初めて自分の意見を述べるようにすると、余計な一言とか無駄な言い争いなどを全て避けられ、手短に実状を理解することに繋がります。
そこで納得出来なければ納得出来ない理由を、納得出来れば万事解決と、そういうさっぱりした結末を迎えられるのなら、彼氏は今後黙って元カノに会うなどはしないでしょう。
なお、どうして彼氏が元カノと会うことを伝えなかったのか、彼女に黙って勝手にそうしようと思ったのか…それは、彼女の性質に問題があると彼氏が思ったからかもしれません。
「こんなことが知られたら怒るに決まっている」…こういう印象が、彼氏の口を閉ざす要因となりますので、まずは普段の素行から正す必要がある場合も少なくないと、女性側が認識すべきケースもあると考えましょう。
落ち着いて行動しよう
今回のようなシチュエーションというのは、目の当たりにしてしまうと焦りとか驚きなどの感情が入り交じり、つい突発的な行動をしてしまうのが人の自然な反応です。
しかし、別に彼氏自身元カノとどうこうしようという気はない、たまたま何らかの用件があっただけとなると、そういう無様な醜態というのは彼氏からの心象を大きく悪くしてしまう可能性があるのです。
まあこのシチュエーション自体、彼女が居るのに元カノに会いに行くという彼氏に過失があるのですが、彼氏自身にそういう気がないならそんなものです。
ですので、まずは落ち着くのが大前提となりますので、そんなシチュエーションや事実などを目の当たりにした、またその可能性がある、そういう情報があった場合も、まずは落ち着きましょう。
落ち着けば、とりあえずは考えて動くことが出来ると思われますので、後は今回の内容を踏襲して慎重に行動すれば、おおよそ彼氏は問題なくあなたの元に帰ってくるものと考えられます。
その後は、少しずつ彼氏に対して元カノと会うという行動に疑問を投げかければ、やがて彼氏も自分の行いを理解するものだと思われます。
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