もちろんデメリットも…
もちろん尻に敷かれることにより、世間の風潮通りのデメリットもある訳ですが…この辺りが尻に敷かれる男性を情けない、あってはならないという印象となっていると言えるでしょう。
・世間体が悪い
おそらくこれが、尻に敷かれることによるデメリットとして最も大きいものである、そして「情けない」という風潮を作り出しているデメリットとなるでしょう。
これに関しては尻に敷かれる夫が居る夫婦の関係を見ればはっきりしますが、この場合の夫はもはや妻の言いなり、リードするとか決断力なども皆無な訳です。
それは客観的に見て、そして世間の風潮などの前提があることから、何とも情けない限り、男性としてどうなのかという印象を周囲に与えてしまうことになるのです。
つまり、「頼りない夫」であることを周知してしまう訳ですね。
通常夫が引っ張って行くはずの家庭なのに、妻が完全に主導権を握っていることで、「悲惨な家庭」「残念な結婚」と思われてしまうのです。
尻に敷いている側の妻からすれば余計なお世話、他人に何が分かるのかと感じることでしょうが、世間の風潮とか常識に照らし合わせると、そういう印象でも仕方がないのです。
そして当の尻に敷かれる夫は、そんな世間体を気にしてしまうことで嫌な気持ちになる、結婚は間違っていたと感じるのにそう時間は掛からないでしょう。
・完全にマウントを取られる
尻に敷かれる…それはすなわち、妻にマウントを取られてしまう、何もかもが妻優先、有利という構図となり、夫は下手に出るしかなくなることになります。
となると、妻がいくら誤った方向に進んでしまいそうでも、問題のある行動を取っても、それを戒めることが出来ない、止めることが出来なくなることに繋がると思われるのです。
何故なら妻がマウントを取っていることで、もはや夫の意見に耳を傾けようとしない、自分が正しいと信じ込んで聞く耳を持たない可能性が高いと言えるのです。
この場合の妻は、おおよそ夫というのは妻を肯定するもの、従うものという認識でしかないので、そんな従者扱いの夫の意見など到底聞くはずもないでしょう。
その割に、自分が完全に誤った方向に進んでしまった、そういう選択をしてしまって後に気付いた際は、「どうして止めてくれなかったの!?」と責任転嫁をするでしょう。
いえ、責任転嫁と言うよりも完全に夫の責任として、そしてそれを夫にも無理強いする…これは尻に敷かれる大きなデメリットで、もはや離婚は免れません。
・顔色を伺う毎日を強いられる
夫が尻に敷かれる家庭…と言うことは、妻が家庭内において非常に強い力を持っている、夫はそれに付き従うしかないという歪な環境となります。
だから夫は妻の機嫌を損ねないように、常に妻の顔色を伺いながら生活をすることを余儀なくされ、それに伴うストレスは筆舌に尽くしがたいと言えるでしょう。
多少のことで、些細なことで怒り心頭になる妻に対して、腫れものだったり爆弾を扱うように接するその姿からは、幸せなど微塵も感じられません。
まあ場合によっては強く出ればいいのかもしれませんが、妻に力があるということは家計とか予定なども全て妻が管理、または握っていることが伺えます。
だから下手を打ってしまえば自分の生活にも影響してくる、場合によっては仕事にも差し支えてしまうので、どうしても強気に出れないという問題があります。
まあこういう極端な家庭も、放置することで破たんの足音が聞こえてくるようになりますので、時間の問題と言っても差し支えはないでしょう。
尻に敷かれる男性の特徴
なお、尻に敷かれるのは尻に敷かれるそれなりの理由…つまり、男性側にその資質などがあるようで、ここではそんな男性にありがちな特徴をご紹介します。
・優柔不断
これこそが、最も尻に敷かれる可能性が高い、尻に敷かれやすいと言える男性の特徴で、その理由はもう「優柔不断」という単語に集約されていると言ってもいいでしょう。
何かを決めることが出来ない、決断力がないという性格は、目前の女性に頼りないとか思われたり、ストレスを溜めさせるには十分なものです。
だから女性側も、自分が決めなければいつまでも決まらないと考え、迷う男性を後目に何でも自分で決めてしまうようになるのです。
若しくは、優柔不断な男性自身が自分が決められない性格だということを理解していて、自然とそういう決断力のある女性を求めてしまうのかもしれません。
・尽くすタイプ
女性に尽くす男性というのは、要は「気の効く人」「気遣いが出来る人」で、何かと妻の手伝いとかサポートを欠かさないことでしょう。
だから尻に敷かれると言うよりは、自ら進んでそのように仕向けていると言えるのですが、世間はそういう風には見えず尻に敷かれる夫としてみなすようです。
ですので何とも割に合わないと思えてきますが、こういう男性はそもそもそういう世間の評価などは気にせず、自分の思うままに妻を手伝うので差し支えはないようです。
もっとも妻の立場からすると、別に尻に敷いている訳でもないのにそのように見られて、少し恥ずかしい気持ちになるかもです。
・我慢しやすい
これも尻に敷かれるタイプとなるのですが、比較的悪い意味でそのようになってしまう、悪い尻に敷かれる夫となる可能性があるでしょう。
何故なら、まず我慢をする男性が尻に敷かれるのはもはやそのままの意味で、何を言われても我慢、争いを避けるために我慢…これは強くストレスになるでしょう。
しかし妻はそんな夫の気持ちも知らず、我慢をしていることにより増長してしまい、その結果夫を尻に敷くようになるでしょう。
それは歪な関係になりやすく、最終的に夫が爆発しておしまいとなる可能性があるので、夫が我慢をしやすいことをいいことに好き放題をすると、崩壊が差し迫るでしょう。
・温厚
基本的に温厚な人というのは、相手の都合に合わせるとか自分の主張を無理やり通さないなど、何かと相手有利に動こうとする傾向があります。
つまり、相手の好きなようにさせておきたいという思考ですね。
しかしそれは、女性を増長させてしまうことに繋がり、夫が温厚なのをいいことにやりたい放題…こういう可能性も懸念されますので要注意です。
まあ尻に敷くと言っても、増長などをせず適度であればいいのですが…どうしても女性は調子に乗りやすいので、温厚な男性は常にその辺りの手綱を握ることが重要になります。
・気の強い女性が好き
これは尻に敷かれることを自ら望んでいる、尻に敷かれることに対してそもそも肯定的な男性のタイプとなるでしょう。
こういう男性は元より気の強い女性が好きなようで、そのために自分から火中へ飛び込んで尻に敷かれようと画策するようです。
一般的な感性の男性からすると常軌を逸していますが、まあそこは人の好みというのもありますし、各段おかしな傾向でもないので特に問題はないでしょう。
この手のタイプは尻に敷かれることを幸福としているようですので、女性はある意味思う存分調子に乗ることが出来るとも言えます。
まとめ
尻に敷かれると言うと、やはり従来の感性では情けないとか男としてどうなのかなど、つい否定的な感覚になってしまいがちです。
やはり男性たるもの、女性をきちんとコントロールをして配下に置き、何を言わなくても通じるなんて関係が理想になる人もまだ居るのではないでしょうか?
もっともそれ、もう古い考えです。
考える、実行するだけなら簡単なのかもしれませんが、昨今の社会情勢からしてそれが許されない、そんなことをしている場合じゃないのが明白なのです。
男性だって年収や社会的地位も下がる一方、どうしても妻に頼らなければならないところが多いために、そんな居丈高になっている場合じゃないのです。
それに、そんな尻に敷かれている男性を見て情けないと思うなどは、その夫婦からすれば余計なお世話でしかありません。
あくまで夫婦間の問題であり、他人がでしゃばるものでもありませんので、結局二人が良ければ全て良しであり口を出すところではないのです。
今まさに尻に敷かれている男性は、自分自身が満足なのであればそのまま、何も変える必要はないでしょう。
尻に敷いている女性は、自分自身が満足である且つ夫がそれを受け入れているなら、何も変える必要はないでしょう。
お互い同意の元で、良い夫婦関係を作り上げて下さい。
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