なぜセックスしないの?セックスレスになったきっかけや特徴とは
セックスレスになった男女に、どうしてセックスレスになったのかをヒアリングしました。 セックスレスになった原因やきっかけ、なぜセックスしないのか、男性と女性それぞれの意見を紹介します。
中には、これといったきっかけがなかったり、いくつかの状況が重なった結果だったりと、解決が難しそうなケースもありました。 セックスレスという同じ悩みを抱えていても、その背景は夫婦によってさまざまな事情があるようです。
「赤ちゃんの面倒を見るので精いっぱい!」(35歳・女性)
子どもが生まれると、女性の生活は一変します。 3時間おきの頻発授乳や夜泣きなど、新生児の世話が大変でゆっくり眠ることもできません。
男性も産後すぐにセックスはできないと認識していますが、数カ月もたつと「そろそろ」という雰囲気になります。 しかし、育児に慣れない新米ママはセックスどころではありません。 セックスをしたくないというよりも、セックスする時間があるなら寝ていたいというのが本音のようです。
妊娠、出産期は、女性の体が一番変化する時期。ホルモンバランスにより性欲も減退します。 それに加えて育児という負担が増えるので、時間的にも体力的にもセックスに対する優先順位が下がってしまいます。
そういった感覚を夫婦でうまく共有できなかったり男性が早急に求めすぎたりすると、女性がセックスに積極的な気持ちを取り戻せないままセックスレスになってしまうようです。
「結婚前と比べて彼女が見た目を気にしなくなった」(33歳・男性)
結婚前とは変わってしまった見た目の変化に、セックスをする気が起こらなくなることもあるようです。
結婚はゴールではなく新たな生活のスタート。 彼氏彼女の関係だった頃や新婚当初は、メイクやファッションにも気を遣っていた人でも、毎日一緒に生活するとなるとそうはいきません。
毎日メイクする時間がなく、ラフな部屋着ばかりになることもあるでしょう。 しかし、それを原因としてセックスレスになってしまうのは辛いものがありますね。
「会社の女子社員がいつもキレイな格好をしているので、妻がだらしなく見えてしまって」という男性の意見もありました。
男性はセックスにおいて、視覚的な情報に興奮します。 そのため、女性が思っている以上に見た目の変化がやる気を奪ってしまうことがあります。 いつまでも夫婦として仲よくやっていくためには、女性として見てもらい続ける努力も必要なのかもしれません。
「ふたりきりになる機会がなくなって」(38歳・男性)
生活環境の変化がセックスレスにつながることもあります。 夫婦だけの時間と空間を持つことが難しいと、セックスに対するハードルは一気に上がってしまいます。
環境変化のひとつとして、親との同居が挙げられます。 同居に至るきっかけはいろいろありますが、同じ家の中にいる人数が増えるとどうしても気を遣ってしまいます。 親の部屋をきちんと用意できず、夫婦の寝室と近い部屋になってしまったり、子どもがいる場合は親子が川の字になって寝ることになったりして、子どもの目が気になってセックスできないこともあるでしょう。
この先の環境改善が見込めない場合は、ラブホテルに行くなど自宅以外でのセックスを検討した方がよいかもしれませんね。
「きっかけが思い付かず、不安でセックスできなくなった」(32歳・女性)
セックスレスとなったきっかけや原因が思い付かないこともあります。 実際に、これといった原因がないにも関わらず、自然とセックスレスになってしまった夫婦も少なくありません。
「そういえばもう半年以上セックスしていないって、突然気付きました」 自然とセックスから離れてしまっていても、気付いたときにセックスをすればいいのかもしれません。 しかし、セックスレスだという事実に不安を覚えてしまうと、途端にセックスに対するハードルが上がってしまいます。
「夫にもう愛されていないのかとか浮気してるんじゃないかとか、セックスしていない理由をいろいろ考えてしまって……」 夫に対する不信感や自分自身への自信喪失から、セックスをすることが怖くなり、セックスレス期間だけが延びていってしまうことも。
「セックスに対する恐怖感から夫との接触を避けるように……」(39歳・女性)
人生において大きな変化だけに、妊娠、出産がセックスレスのきっかけとなるケースが多いようです。 セックスは夫婦間の大切なコミュニケーションですが、子どもをつくる生殖行為でもあります。 妊娠期や出産、産後に何かしらのトラブルがあると、女性が妊娠することを怖がりセックスを嫌がることがあります。
大きなトラブルがなくても、産後は体調が回復するまでセックスはできません。 そういった時期に無理してセックスをすることが、セックスに対する恐怖心につながることもあります。 そうすると、セックスを避けたい一心で、男性とのコミュニケーション自体を避けてしまいます。
セックスに対してネガティブな感情があるときこそ、しっかりとしたケアが必要です。
「夫婦というよりも子どもの親同士という感覚に」(29歳・男性)
子どもが生まれると、育児に時間を取られてバタバタした慌ただしい日々が続きます。 そうした環境の中では「夫・妻」というよりも、「パパ・ママ」という役割が大きくなってしまいます。
実は、子どもを含めて家族仲がよいことが、セックスレスにつながることも。 子どもを含めた「家族」という意識が強くなり、男性女性としての関係が後回しになってしまうことが原因です。 家族とセックスすることが考えられないように、セックスする相手として女性を見ることができなくなります。
また、女性も同じようなケースでセックスレスになることがあります。 自分の夫というよりも、自分の子どもの父親という目線になるようです。
「仕事が忙しくて時間にも気持ちにも余裕がない」(36歳・男性)
セックスレスになるきっかけとして、忙しさを挙げる人はたくさんいます。 体が疲れていると、自宅ではくつろぎたい気持ちが勝ってしまい、なかなかセックスしようと思えません。 また、残業が続いたり休日出勤になったり、セックスをする時間が取れないといったケースもあります。
忙しいだけでなく、仕事上での悩みを抱えている場合には、勃たないといった問題が発生することも。 セックスしたくてもできない状態が、またストレスとなって悩んでしまうこともあるでしょう。 また、疲れがたまり、衝動的にセックスがしたくなることがあるかもしれません。 衝動のままセックスしようとして女性に断られ、その後セックスを避けられてしまうこともあります。
忙しいだけならいつかは状況が変わるでしょう。 しかし、忙しさや疲れをきっかけに、より根の深いセックスレス問題が発生するかもしれません。
「浮気されてセックスに拒否反応が出るように」(29歳・女性)
浮気されたことが原因で、セックスレスになるケースもあります。 他の異性と関係を持ったことに傷付き、気持ちが裏切られたことからセックス自体が嫌になるそうです。 浮気した夫に対して「汚い感じがして触れない」という女性の意見もありました。
こういったケースの場合、「セックスレスだから浮気をした」のか「浮気をしたからセックスレスになった」のかは微妙なところです。
「ずっとセックスを拒否されていたので、家庭外でセックス相手を探すようになった」 などと、「セックスレスだから浮気をした」という男性もいました。 セックスレスに対して男女の問題意識の差があると、本来のセックスレスの原因がどこにあるかがわかりにくくなってしまいます。
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