「コミュ障」な人と仲良く話すための心得
学校や職場などで、コミュ障の人と関わりを持つ機会もあることでしょう。コミュ障の人と話すときは、相手の刺激にならないように注意しながら、上手に会話を引き出してあげることが大切です。
以下、コミュ障の人との関わる上で大切なことをお伝えします。
面と向かって批判しない
コミュ障の人の前で、人の悪口や噂話はしないようにしましょう。 例えばそれが芸能人やアーティストなど、直接関わらない人であっても、
「きっといつか自分も悪口を言われるはずだ」
と思ってしまうケースも。誤解を与えないためにも、悪口系の話はやめた方がいいです。 ましてや面と向かって本人を批判するのは絶対にNGです。
あいまいな表現を避ける
コミュ障の人の特徴として、
「空気が読めない」 「人の気持ちが理解できない」
などがありますが、具体的な表現で混乱させないような、コミュニケーションを取るのがポイント。
例えばビジネスフレームワークの基本でもある、下記の「5W1H」を使い順序立てて話すと、コミュ障の人とも上手に会話のキャッチボールができるでしょう。
相手の目を見すぎない
コミュ障の人にとって、
「相手から目をみられる」
ことは、プレッシャーを与えられているのと同じこと。 焦りから緊張が高まり、
「何か話さなければならない」 「自分の話したことが間違っている?」 「次は何を話そう」
と、どんどん追い詰めてしまうのです。
会話する時は、目を合わさなすぎるのも話を聞いていないと思われるので、要所要所で目を見て、あとは首元などに視線を逸らすようにすると良いです。
また、途中で相槌を打つのも効果的な方法。
「自分の話を肯定してくれている」 「自分の話を聞いてくれている」
と感じ安心する為、コミュ障の人も話しやすくなりますよ。
「コミュ障」だと思っていたら実は発達障害だった例も
人よりも「コミュニケーションを取るのが苦手」だと思っていたら、発達障害だった例もあります。
コミュニケーション障害と似た症状を持つ、発達障害。もし発達障害を疑う場合は、病院で適切な診察を受ける必要があります。
発達障害とは
先天的に脳の発達に凸凹がある障害。 脳の発達と社会生活が上手く噛み合わず、社会生活に影響をもたらします。
幼少期に発覚することもあれば大人になってから発覚するケースも。3つの代表的な疾患を総称して、発達障害と呼んでいます。
自閉症スペクトラム障害|自閉スペクトラム症(ASD)
対人との関係が苦手、強めのこだわりを持っている、特定の行動を繰り返すなどの特徴がある疾患。
さまざまなケースが見られますが、幼少期は
- 表情の変化が乏しい
- 視線が合わない
- 独り言が多い
といった特徴がみられ、大人になると、
- 相手の立場になって物事を考えられない
- 想像力が乏しい
といった特徴がみられます。
注意欠如・多動症|注意欠如・多動性障害(ADHD)
注意力を維持することが苦手で、多動性・衝動性がみられる疾患。 幼少期はさまざまなケースが見られますが、
- 並び順を待つことができない
- 授業中でも落ち着いて席に付く事ができずに、走り回る
などの特徴がみられることがあります。 大人になってからは、
- 約束や時間を守れない
- 片付けられない
- 物事の優先順位がつけられない
などの症状がみられます。
学習障害(LD)
読む、書く、聞く、話す、計算する、推論する能力のうち、いずれかの能力に困難が生じ流疾患。 さまざまなケースがありますが、幼少期には、
- 文字に興味を示さない
- 時計が読めない
などの特徴がみられます。 大人になってからは、
- マニュアルに書いてあることが理解できない
- メモが取れない
などの症状がみられます。
コミュニケーション障害に悩んでいる人は相談をしてみよう
発達障害は、なかなか自分で気がつくことができません。
幼少期に発症することもあれば、大人になってから発症する場合もある為、親やパートナーなどの近しい間柄の人が気づいてあげましょう。
もし、身近な人が発達障害かもしれない!と思ったら、病院や専門の機関に相談しましょう。
コミュ障の原因は様々
コミュ障は悪いことではありません。 過去の失敗やトラウマ、家庭環境などの要因が複雑に絡み合って起こってしまう考え方の癖のようなもの。
まずは、自分自身と向き合って、ありのままの自分を受け入れてみて。 そして心から治したいと思ったら、少しずつ考え方を変えていく訓練をしてみましょう。
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