これは自分にも他人にも厳しい人や、負の感情を抱くことに対して拒絶感の強い人、つまり傷つくのに臆病な人が陥りやすい傾向にあると思います。
他人に対して期待しすぎている、言い方を変えれば性善説を信じていて端から「みんな良い人だ」「私を傷つける人はいない」と思い込んでいるときに、他人のちょっとした言動で傷ついたり、それに違和感を覚えたりすると「こんなはずではなかった」と混乱に陥ってしまい、他人から遠ざかってしまう人もいます。
また、自分に厳しいので、自分の気配りの範囲が広く、自分が気配りできるからこそ他人のちょっと配慮の足りない行動や迂闊な発言などに対して「信じられない」「どうして配慮できないの?」と疑問と軽蔑を抱いてしまい、フェードアウトしてしまう人もいるでしょう。
多くの場合、本人も無意識だと思いますし、実際私の周りでこのタイプだった女性はすごく気配りのできる「いい女性」でした。
だから周囲も、「どうして彼氏作らないの?」と気になっていましたが、その女性は私に「人を好きになれない」と打ち明けてくれたのです。
解決方法
ひとことで言うと、他人に期待することをやめるということ。
しかし、これがなかなかに難しいのです。
実際、私も他人に期待しすぎたり、みんな善良な人であると信じこんで痛い目にあったりしたこともありました。
でも学習能力がないのか、変に人を信じようとするのか、他人に対する姿勢は変わることがありませんでした。
これが恋愛に適用されなければ、多少人よりも苦労するでしょうが生きていく分には問題無いでしょう。
「この人の事なら、好きになれそうかな」というファーストインプレッションを感じたら、まずその相手に対して寛容な心を持つこと。
恋愛を減点方式で行わないようにすることが大切です。
加えて大切なのは、同性のことであれば多少はわかれど、異性のことは多くの人間がよくわかっていないということをしっかり認識し、いつでも状態を俯瞰できる自分を持っておくことです。
思い返してみてください。
女性同士であれば、「あ、あの子今ああいうこと考えてるんだろうな」「ああいうことを言うってことは、こういうのが狙いなんだな」というのがだいたい読めると思うのです。
でも男性の行動って、「どうして?」と思うことや、全然理解できないこと、どういうことを考えているのか読み取ろうと思っても読み取れないことが多々あると思います。
それは相手も同じこと。
だからときどき無神経なことを言ってきたり、配慮にかけた行動を取ることもあります。
それはこちらが何を考えているか、こう言ったらどう思うかが理解できていないから。
自分も相手に対して同じことをしているのかもしれません。
ですから、自分と相手に寛容な気持ちを持って接するようにしてみてください。
特に女性との関わりがこれまで少なかった男性の方が、その傾向が強いようです。
もし親密な関係になれたら、そっと女心を教えてあげましょう。
#3 心のなかに完成した理想の恋愛を描いている
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