自己犠牲的とは、常に自分よりも相手を優先することです。
仮面夫婦になりがちな夫婦像として、妻が自分の感情を押し殺してひたすら夫に仕え、子供が成人した途端に爆発するパターンがあります。
一時期話題になった「熟年離婚」です。
自己犠牲は、自分よりも自分以外の人を優先させることで、それは自分をなおざりにすることです。
自分の優先順位を後ろに持ってくるのは、自分を過小評価することになり自己肯定感を低めます。
自己肯定感の低い人は自分に自信がなく、劣等感が強いゆえに欠乏感が大きくなります。
「もっと自分を認めて欲しい、もっと自分を愛して欲しい」という欠乏感です。
自己犠牲的になるのは、欠乏感を自分で増大させることになり、相手への「もっと」という要求が大きくなります。
そして、その要求が叶えられないと不満が溜まり、いつか爆発してしまうのです。
自分を愛し、労われる人は相手も自分もバランスよく優先できます。
たまには息抜きをしたり、自分にご褒美をあげて自分を甘やかすことも必要です。
仮面夫婦にならないために4|自分にも相手にも完璧を求めない
夫婦の喧嘩は「夕飯いらないなら、どうして早めに連絡してくれないの!?」「出したら片してって言ってるでしょ!」など些細なことがきっかけです。
特に家の中の家事を中心になって管理する妻にとって、家事が思い通りに進まないことはイライラの原因ですね。
しかし、完璧な人間などいません。
いつも求められたことを100%できる人などいたら、それはロボットでしょう。
「こうであるべき」という自分ルールは、実はイライラを増やす原因です。
適当に手を抜くことを自分に許しましょう。
また、夫が頼んだことをしてくれなくても大目に見てあげましょう。
人にはそれぞれ自分なりの「ここまでやればOK」という目安のようなものがあり、自分ではやっているつもりであることも多いのです。
もし頼んだことを完璧にしてくれなくても、できなかったことに注目するのではなく、やってくれたこと自体に感謝しましょう。
また、寂しい時に甘えられなかった、話を聞いてもらえなかったということもあるでしょう。
しかし、相手にもいろいろな事情があるということを忘れてはいけません。
ちょっと想像してみましょう。
仕事で疲れていて人の話を聞く余裕がないのかもしれないし、会社で嫌なことがあって、自分こそ甘えたいと思っているかもしれません。
いつもあなたの望む通りにいてくれれば理想的な夫かもしれませんが、あなただって理想の妻になるのは不可能ですよね。
感謝の気持ちを忘れずに、お互い様だと思うと気持ちも楽になります。
仮面夫婦にならないために5|相手をコントロールしようとしない
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