だから私は、恋愛に全力投球しようと決めました。
前から言っているように、恋愛は膨大なエネルギーを使うものである一方で、他には得られないような満足感や幸福を与えてくれるものです。
現代的に言えばハイリスク・ハイリターンな代物で、しかもやりとりするのは多くの場合自分の根幹にある大事な気持ち、目に見えないハートというものですよね。
文句を言いながら結局世の中の流れに恭順して生きていくだけではつまらないではないですか。
せめて自分の手の中に握れるものだけはきちんと自分で操縦桿を握っていたい、その一つが恋愛だという結論に至ったのです。
くわえて多くの場合、人間はたくさんの自由を与えられても全てを自分でハンドリング出来るわけではありません。
たとえば急に「仕事は何を選んでもいいよ、何社でも勤めていい、週に何時間働いてもいいし自分で給料も決めていい、恋人もその数も自分で決めていいし、結婚の回数も一度に結婚できる相手の数も自由にすればいい、政治活動も自由にやっていいよ、ただ税金だけは納めてね」なんて言われても、たぶん仕事のやり方を決めるだけで途方に暮れると思います。
だからまずは何度も言うとおり自分の手に現状握れるものだけでも、自分の手で動かしてみる。
語弊を恐れずに言えば、恋愛に対してもっと奔放に生きてみるということです。
先述したように色んなムダが生じるからこそトライしたくなくなるのですよね、これは損失回避の法則にも似ています。
大変だからやらない、時間がないから、お金がないから、……だったら始めてみてそうならない恋愛をすればいい。
幸いにしてこれほどインターネットも普及して、お金をかけずに恋人探しも出来る「コスパのいい」恋愛ができる時代です。
私の職場の先輩にも、毎週末のように合コンをしている人がいます。
そういう彼女のことを横目で「すごいな……」と思ってみていたけれど、その気持ちの中にちょっとうらやましいという思いがあったのではないかと思ったのです。
恋愛に一喜一憂している彼女の話を聞くのが楽しかった、それほど自由に生きてみたいなと思っていた自分に気づく事もできました。
これは何も恋愛をしようというわけではありません、ただ、自分の手で守れるゾーンが私の場合恋愛だった、ただそれだけのことです。
このことが、誰かの心を動かせたら幸いです。
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