しかし、それよりもっと大きな問題があります。
【コミュニケーション能力・社会性の低下】
これは大変深刻なことです。
反抗させずに集団統制を図るために、学校では思考能力を伸ばさない教育が長い間行われてきました。
そのために増えたのが指示待ち症候群の人間です。
『右』と言われたら右を向く、『左』と言われたら左を向く、これは完ぺきにできるのですが、『好きな方を向きなさい』と言われた途端にどうしていいのかわからず途方に暮れる成人が現在多くいるのです。
ディベートを『争い』や『喧嘩だと』勘違いする人もいて、問題意識を持てず自己主張もせず、長いものにただ巻かれているために、社会性も常識も育っていかないという根深い、どう解決したらよいのか途方に暮れるような問題もあります。
勿論コミュニケーション能力が低いため、男女ともにお見合い現場でも会話が続かないことが多々あります。
晩婚化未婚化になることを問題視する前に、晩婚だと焦らずに、急がば回れで人間力を身に付けることが一番の解決策だと感じています。
晩婚の勧め
結婚し子供を育てることになった場合、親の社会性の有無で子供の将来も大きく左右されます。
そのため親になる前にたくさんの経験を積んでいただきたいのです。
基本はコミュニケーション能力を鍛えていくこと。
色々なコミュニティに積極的に参加して、おしゃべりの楽しさを実感し、皆で何かを作り上げる喜びを共感し、自己表現の素晴らしさを体感していただきたいのです。
それにより、いろいろな考えや価値観を持った人がいることを知り、その存在を否定するのではなく尊重できるようになり、自分の感情を楽にコントロールできるようになっていきます。
共感能力も高まりますし、問題解決の知恵もついていきます。
これは結婚生活においてとても大切な能力です。
お互いの感情を共感できず、相手を尊重できる力がないと、行き先は離婚です。
お見合いもコミュニケーション能力を磨くにはとてもいい場となります。
小さな集まりからでも参加し、相手の話を興味深く聞き、共感したり感情の交流を図ることで、結婚に失敗しないための心の幅を広げてください。
それに、晩婚にはメリットもあります。
【晩婚の勧め1】
社会人としての幅も広がり、問題対処能力が付くことで、家庭内のトラブルやご近所関係も火種の小さいうちに消すことが出来る知恵がつく。
【晩婚の勧め2】
仕事や遊びもある程度やり切った感をもって結婚できるため、つまらない不満を持ち夫婦間のトラブルにつながるリスクが低くなる。
【晩婚の勧め3】
経済的にも貯蓄がある程度できているため精神的な余裕が持てる。
【晩婚の勧め4】
30歳を過ぎ若さを武器にできないため、夫に対しての優しさが増す。
【晩婚の勧め5】
社会経験も多くなり、耳年増になるため若年層に比べ情報量も多く、子育てにも精神的余裕が出てくる。
何といっても30歳を過ぎると開き直りできることも多くなってきますので、生きること自体が楽になってきます。
『晩婚だな』なんていう世間の評価など気にせず、思い切り仕事をし、遊び、自分磨きをして、余裕を持った結婚生活が送れるよう晩婚してみてください。
晩婚は悪くない
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