先述したように、逃げてもいい時と悪い時があります。
その両者をすぐに判別することは非常に難しく、また容易に感情に流されてしまうとそれが結局逃げグセに変わってしまいます。
だから私は、1つずつアナログに、逃げた時と立ち向かった時それぞれの先に待ち受ける未来を想像してみることにしました。
非常にアナログな作業で、1つずつゆっくり想像の羽を広げて、ノートに書き出してみたり、スマホのメモに打ち込んだりします。
それを他人のような気持ちで眺めて、「私の友達にこんなことで悩んでいる人がいたら、なんてアドバイスするんだろう」と考えます。
そうしてみるとやっぱり、じわじわと自分が逃げようとしていた時の気持ちが思い出されてきて、やっぱり逃げたいなと思ってしまいます。
これまで書き出したこととかを忘れて、なかったことにして『逃げ』を選ぶのは簡単なことです。
でも私は、自分に一つ約束していました、「今は耐える期間だ」と。
着実に一つずつ成功させていくための準備期間にするために、どんなことがあっても耐えなくてはならない選択肢を選んで行けと。
あえて自分に負荷をかけるように、去年のはじめに誓っていたのです。
くじけそうになるたび、何度も心のなかで唱えてきた「今は耐える期間だ」という言葉を胸に、去年は逃げグセを克服する年になりました。
そのおかげで、学べたことも多くあります。
以前よりももっと、様々なことを考えるようになったと思います。
しかし、本当に精神的につらい時期も多くありました。
当然です、身体は不調を訴えて蕁麻疹は出るし、不眠症にもなるし、肌荒れもひどくなるし……。
けれど得たものもあります。
それは「立ち向かった」という事実に伴う少しの自信です。
私が自分にこれまで自信を持てていなかった原因も、逃げグセにあったのだと感じました。
たしかに辛いけれど、これを乗り越えたら自分は少し大きくなる気がする。
今年2017年、私は上半期を将来のための準備期間にあてるため、去年と同様「今は耐える期間だ」という言葉を繰り返し唱えながら生きていきます。
本当に苦しいけれど、今まいたタネは、きっと将来大きな花を咲かせてくれると信じているから。
自分を苦しめるだけが成長のための一歩ではないとわかってはいます。
しかし、いまの自分に一番足りていないのは苦しむことだと思うから。
みなさんも、こんな辛辣な話で申し訳ないのですが、一緒に少しだけ強くなる準備をしてみませんか?(こんな誘いは妙ですよね)。
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