もし自分とカレの間にしこりが残ってしまったら、もうそれは現在解消しきれない問題だと思って割り切ることです。
たとえば、カレが女の子と２人で飲みに行っていたことを事後報告で知った。
カレは「別に下心があるわけではないし、予定通りに帰ってきたのだから事後報告でいいだろう」と思ったとしましょう。
あなたはそれに対して「女の子と２人で飲みに行くのなら一言かけてほしいし、そもそも事後報告というのはどうして？」と思ったとしましょう。
あなたがその思いをそのまま憶測を含めずに伝えて、カレの主張を聞いたとしましょう。
それに対してあなたは「下心がなかったとしても、彼女がいるのであれば女性と２人きりで飲みに行くのは避けて欲しい」と伝えます。
でも、カレは「下心もないし、本当にただの友達。性別が変わったからと言って男友達と２人でいくのとなんら変わらない」と、２人の話し合いが平行線をたどったら。
もうこの件については、お互いの主義・思想が根本から違うので、ここについて長時間議論をしたとしても覆ることはありません。
だったら最初から、「私の主張は伝えたけれどもカレは納得しなかったようだ」「主張したことについて価値観の違うカレがどう思っているかは、詮索しないでおこう」と割り切ってしまう方が感情のエネルギーは節約できそうです。
１つできることとしたら、２人の間にルールを設けること。
でもそれさえ、カレが「君がそういうなら、今後は女性と２人で飲みに行くのはやめる。もしいくことになったら先に君に伝える」というか、あなたが「浮気をしないならばいいよ」というか、ともかくどちらかが主張を折り曲げなくてはならないことです。
多くの場合、話し合いでお互いの価値観・主義・思想を変えることは難しい。
それが変わるとしたら、あなたが実際に男友達と２人きりで飲みに行って同じように事後報告した際にカレが「ああ、あの時こんな気持ちになっていたんだ」とあなたの思いを理解したときですよね。
これは一般的に仕返しといいますが、これは私が最もお勧めしない方法です。
まずはカレがあなたと同じ思いになるかどうかわからないというリスク、同じ気持ちになったからと言ってカレが素直に自分の主義を変えるかどうかというところも怪しいし、それが原因で別れにつながってしまうということもありえるからです。
ふつうにいえば、仕返しや復讐というのはその人の評価を落とすものですから、「カレにそう思われても良い」と割り切れる人でないと難しいわけですね。
でも、ここで割り切る勇気と、早いうちに割り切ってしまう勇気、どちらを動員するほうが引き起こす悪い展開が少ないかを考えると、一目瞭然なのではないでしょうか。
カレへのそのイライラ、長引かせないで。
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