偶然というなんとも不思議な出来事。
それを見逃すかモノにしているのかは、あなた次第。
さて、ここはあるデパートの内覧会。
幼なじみだった彼は、現在バイヤーとして働いています。
彼女は、アパレルメーカーのプレス。
今どきのスーツを颯爽と着こなして、しかも、いい感じに着崩して歩く彼。
販売員の女の子も、チラ見しています。
プレス担当の彼女は、内覧会の応援で取引先との対応に追われています。
そこに、彼、登場!パンパカパーン!
「あれ、ひょっとして!」
「あっ、もしかして〇〇くん?」
「うん、そう!〇〇ちゃんだよね」
幼稚園の幼なじみ、いきなりファーストネームにちゃんづけです。
久しぶりのその呼ばれ方に内心ウキャーな彼女。
「ここで働いているの?」
「そう、プレスなんだ」
「俺は、今、ここでバイヤーしてる」
名刺を差し出す彼の手がきれい。
指も長いじゃん!
見惚れる彼女。
しかも、俺だって!あの泣き虫が!かわいいじゃん!
「〇〇ちゃん、きれいになったね」
「テヘ、ありがとう」
いい感じのふたりの前に現れたのは、悪魔女子。
「先輩、探しましたよー」
甘ったるい声の女。
「ランチ、どうします?」
わたしのことは、スルー。
「じゃ、ここに連絡して。飲みに行こう」
やったー!これで彼氏イナイ歴3年とおさらばできる!?
電話しなきゃ。
いやいや、飢えてると思われる!
でも、電話しなきゃ。
これは、運命だし、縁だ!
そう信じよう!
これぞ、本命!運命だ!
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
※本ページはプロモーションが含まれています。