バイバイする時の苦しさを味わう事に我慢できなくなって、いっその事、彼の元へ行こうかと考えます。
でも、その決断は簡単ではありません。
きっと彼はあなたの意思を尊重してくれると思います。
でも、あなたが来てくれる事に対して、嬉しい気持ちだけではないと思います。
遠距離恋愛をしている事で、大きな転機をあなたが迎える事になるのなら、その責任を彼は少なからず感じるはずです。
あなたとの将来に責任が生じるという事です。
あなたも自分で招いた転機とは言え、じゃあ今の生活はどうするという話になります。
全てを手放して、彼しか知り合いがいない場所に飛び込む事に、不安がないはずはありません。
10代なら勢いだけで飛び込む事に、恐怖なんてなかったでしょう。
でも、今はそうではないですよね。
今のあなたが持っている責任や立場や居場所を、簡単には手放せないはずです。
遠距離恋愛でなくなる事は嬉しい事でしょう。
今感じている辛さからは、解放されますからね。
でも、こんな大きな行動に出るのに、この恋の未来がなくなってしまったらと考えると、身震いするくらい怖いと思います。
遠距離恋愛を終了させようとすればするほど、大きな決断と大きな恐怖に打ち勝たなくてはならない事に気付きます。
その壁を乗り越えられない自分が不甲斐なく情けなくて、もうどうにも身動きがとれなくなってしまって、別れを選んでしまうのです。
遠距離恋愛の別れ率。
「出会いがあれば別れがある」「恋には別れがつきもの」「遠距離恋愛にはもっと別れがつきもの」
こんな風に考えていれば遠距離恋愛でも意外と楽に付き合えるのかもしれません。
でも、恋は頭だけでするモノではないのと一緒で、こんな言葉であなたの心は納得しませんよね。
遠距離恋愛をするのなら、「とりあえず」ではできません。
遠距離恋愛をしているのなら、「ひとまず」で別れる事はできません。
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