どんな場面でも嫉妬してしまうなら、愛情不足を疑って
こうした嫉妬を何度となく繰り返している人は、根が深い部分に原因があると考えられます。
多くの場合は、幼少期から子ども時代にかけての両親など、身近な人からの愛情不足が原因となっています。
「愛されていない」とか「親に嫌われている」と感じながら育った人は、いつまで経っても「周りの人から愛されるのが当たり前」と思うことは出来ません。
むしろ、「自分などが愛されるはずがない」と心の奥深くでは思い込んでしまっていることが多いのです。
「だって、親でさえ愛してくれなかったのだから」と・・・。
こうした根が深い嫉妬の本当の原因は、愛に飢えて育ったために、心の奥底で自分に対する「無価値感」を実はずっと抱えているためです。
そのせいで、彼氏が少しでも他の女性や他のことを優先しようとしたり、自分をないがしろにされたりすると、たちまち自分に対して自信がなくなったり、彼氏の愛情が信じられなくなり「やっぱりこの人も自分を一番には愛してくれない」と辛くなってしまうのです。
心理学で言う「見捨てられ不安」という、ちょっとしたことで自分が見捨てられるのでは?とすぐに不安になってしまうということもあります。
(ただ、彼氏があなたが嫌がった場合は「今日はその人のところには行かないでお前とずっといるよ」など、たまにでも自分を優先してくれる場面があれば、耐えられる人もいます。)
愛されて育ったという実感がある人は、彼氏が自分より他の用事や人を優先しても、「今回はそうだけど、私はずっと愛されている」という自信や安心感を持っています。
子どもの頃から、愛されることが当たり前だったからです。
そうではない人の場合は、人生において苦しい嫉妬を何度も実感してしまうことになるでしょう。
子どもの頃、愛されなくて辛かった感じが、彼氏が他の何かを優先するたびにフラッシュバックしてしまうから尚更辛く、いつまでも愛されない(という思い込みであっても)自分が嫌になるのです。
そしてそんなぐちゃぐちゃな感情は、彼氏にうまく伝えられないし、伝えたところで理解してもらえないため、嫉妬するたびにますます辛くなってしまうのですね。
常に何度でも激しい嫉妬をしてしまうという苦しみを感じてきた人は、自分の内面と向き合ってみて、上記のことに当てはまるように感じるなら、愛情不足が原因となっていると考えられます。
愛情不足からの嫉妬は、愛の渇望とも言えます。
彼氏から、常にめいっぱい愛されていると実感出来ていないと、何度でも同じような嫉妬を繰り返してしまい、その度に辛さを感じるでしょう。
ただ、原因としては「子どもの頃から愛情不足だったために、それを彼氏に補って欲しくて彼氏に自分だけを見ていて欲しい気持ちが強いのだ」と自覚しておくことで、どうしてなのか分からずに、闇雲に嫉妬しては彼氏に当たっていたときよりは、徐々に気持ちが楽になっていくはずです。
とはいえ、嫉妬や辛さや自己嫌悪を簡単になくせるわけではありませんが、「それが自分なのだ」と認めてしまうことで「どうして私はこんな気持ちにばかりなるの?」と思っていた頃よりは、辛さは軽減されるのではないでしょうか?
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