思春期の頃の恋というのは、言うまでもなく純粋な気持ちでの恋です。
純粋に人を好きになって恋をした、ただそれだけなんですね。
大人になるとこの純粋さがなくなってしまうのは、もちろん分かると思います。
「好き」という気持ちだけでは恋ができなくなってしまうのが大人なんですね。
好きという気持ち以外にも、余計なことを考えるようになるのです。
考えるようになるというよりは、考えなければならなくなるということ。
好きだという気持ち以外にも、将来のことや、周囲の目、お金の問題、身体の相性なども当然出てきます。
大人になるとどうしても、感情よりも現実的な問題を考えてしまうということ。
思春期の頃のように、好きだという純粋な気持ちではいられなくなってしまうのです。
純粋な気持ちの恋というのは、自分が心から好きだという気持ちの恋です。
大人になってあれこれ考えて選んだ恋の相手とは、意味が違うわけですね。
思春期の頃好きだった人がいつまでも一番なのも、当たり前のことかもしれませんね。
大人になると、決して綺麗とは言えない恋を経験することになります。
恋というものにウンザリしてしまうことも、もちろんあるでしょう。
だからこそ大人は純愛に憧れます。
純粋に好きだという気持ちだけで恋をしたいと思うからこそ、思春期の頃の恋が最高だったと思うのでしょう。
簡単に上手くいかない恋だったから
思春期の恋というのは、スムーズに行く方が難しいものです。
なんていってもはじめての恋といえる恋。
上手く恋を進める方法なんて、知る由もありません。
とにかくがむしゃらに恋をすることしか、思春期にはできないんですね。
しかしそんな風に簡単にはいかない恋だったからこそ、いつまでも思春期に好きだった人が一番であり続けるのです。
上手くいかない恋というのは、一見悪い思い出のように思えますよね。
しかしそれは違うのです。
上手くいかない恋というのは、それだけ悪戦苦闘した恋です。
好きなのに上手くいかない!そんな歯痒さを嫌というほど経験したからこそ、ずっと記憶の中に残り続けるんですね。
そんな風に上手くいかなかった恋というのは、その先もずっと心残りとなります。
大人になったからこそ「あのときこんな風にしていれば」「もしかすると○○だったかもしれない」なんて頭を過ってしまうんですね。
はじめてがむしゃらに恋をしたからこそ、上手くいかなった過去というのは一生の後悔となって残ります。
いつまでも思春期の頃に好きだった人と、上手くいくことを夢見てしまうのです。
未来を思い描く必要がなかったから
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