不倫や浮気は今という時代にそぐわない愛の育み方
衝撃的だった友人の話、それを聞いてなお、今は嫌悪や憎悪を持っていないと、冒頭に書くまでになったのはどういう経緯からか。
あらゆる本を読むようになって、「ああ、この時代にはこういう愛の形もあるんだな……」とおもうことができるようになったということや、時代によって求められる愛の形というのがあるのだということを明確に意識したからです。
はるか昔の時代、一人の男性が多くの女性を囲うことがありましたよね。
それがその時代の愛の形として、望まれていたからだと思ったんです。
そうなったら女性同士の僻みなどはひどいものですが(源氏物語などは露骨ですよね)、それでも浮気や不倫というのは確実に認められていたのだなと。
そもそもその時代には浮気・不倫を極端に咎める精神がなかったのではないでしょうか。
時代が進み、一人ひとりの人権が明確に認められるようになって、お互い結婚相手はひとりにしましょう、というふうにきまった。
結婚の制度よりも後に日本に根づいた「付き合う」という概念も、おそらく結婚の前段階として行われるようになったのでしょう(憶測です)。
だからひとりの相手と付き合っていくことが普通になったし、何より付き合っている相手の気持ちを踏みにじる行為だとして世の中で禁止される風潮になったのではないかなっと勝手に思っています。
(別の記事で言及したいのですが、日本では大正時代くらいまで恋愛結婚が許されなかったわけですよね、そう思えば恋愛の形が時代や社会の風潮に規定されているのはわかるはずです)
だから私は、今強く信念を持って「時代にそぐわないから不倫や浮気はよくないことだ」と言い切ります。
もし少しでも「浮気してみたいな」「不倫したいな」と思うような人がいれば、きっとそのように諭すのだろうと思います。
せめてフィクションの中で楽しむくらいにしてほしいものですよね。
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